ねずみ駆除!我が家の実体験。業者の見積価格と実際にかかった費用

ねずみ駆除

先日から連日に渡り、ゴキブリ駆除ムカデ駆除など虫の駆除に付いて記事にして来ましたが、これには理由があります。タイトルにある通りねずみが我が家に居着いてしまったからです。

どういう事かと言うと、ねずみが居着いてしまうのは、寝床とする快適な場所があることと、餌が近くにあるからなんですね。その餌というのがゴキブリなどの虫だという事です。そして、ムカデもゴキブリを食べるので集まって来てしまう。そう、根本はゴキブリが原因で色んな小動物や虫が寄り付いて住み着いてしまうという悪循環になってしまっていたのです。

ですから、ねずみ駆除をするのと同時に、ゴキブリとムカデも駆除しました。ちなみに、ゴキブリとムカデはイズムが行い、ねずみ駆除と対策に関しては業者に依頼しました。業者に依頼するとかなりの費用がかかったことは確かですが、何が原因なのかどういった駆除をするのかを色々と直接教えてもらうことが出来たのは大きかったです。その中でねずみが住み着く一番の原因がゴキブリなどの虫だという事を聞いたので、今回のゴキブリとムカデの駆除に踏み切ったというのがことの経緯になります。ちなみに、ネズミが居着いたのは虫が原因だと業者さんから聞く前は、庭に置いているコンポストが原因だと思い込んでいました。

 

ねずみ駆除業者の見積額

我が家は、田舎の平屋一戸建です。ですので、マンションや2階建ての戸建などに比べると、施工面積は広くなりますので、一般家庭の相場を考えるとここでお見せする見積額よりも低くなると思われます。

こちらが我が家に出された見積書です。第一印象は「高ッ!」でした。

ねずみ駆除

内容としては

  • 殺鼠剤(さっそざい)、コロソとトラップ 35,000円(ねずみの毒餌)
  • 忌避剤(きひざい)、ラットアウト 38,000円(ねずみが嫌がる薬剤散布)
  • 侵入口閉塞、パンチングメタル防鼠ネット 110,000円(ねずみが浸入する経路を断つ)
  • 殺菌処理、クレミール 41,000円(ねずみが汚した部分を殺菌)
  • 防ダニ処理、エクスミン 28,000円(ねずみが原因で増えたダニを死滅させ増やさない様にする為の物)
  • 基本工事費、3日間 54,000円(人件費ですね)
  • 小計 306,000円
  • 消費税 24,480円
  • 合計 330,480円

となっていますが、これにもう少し安くなれば契約しますと一言いうと、調整値引きとして-54,000円としてくれたという流れです。結果的にこの値引きを計算に入れると

  • 小計 252,000円
  • 消費税 20,160円
  • 合計 272,160円

272,160円となりました。

実はもう一社に見積りをお願いしていたのですが、我が家の大きさや状況などを電話で説明したところ、30万円以上は絶対に行きますと断言されてしまったことと、直ぐにでもネズミを追い出したいと思っていたので、他(2社以外)には見積りは取らずに、この業者に依頼することにしました。

 

ちなみに、上記の見積を見てみると、絶対にやらなくてはならないことと、業者ではやらずに自分で出来ることも含まれています。

絶対にやらなくてはならないことは

  • 殺鼠剤、コロソとトラップ 35,000円
  • 忌避剤、ラットアウト 38,000円
  • 侵入口閉塞、パンチングメタル防鼠ネット 110,000円
  • 基本工事費、3日間 54,000円

の4つです。

そして、業者ではやらずに自分で出来ることは

  • 殺菌処理、クレミール 41,000円
  • 防ダニ処理、エクスミン 28,000円

の2つです。

ですから、自分で出来ることは自分でやるという方は、237,000円-54,000円=183,000円、消費税込みで197,640円で依頼することが出来るということになります。なお、先ほども言った様に我が家は平屋なので屋根裏の面積も広いですし、家周りも広い、そして古い(隙間が多い)ので侵入口閉塞の11万円は普通の家に比べると高いと思います。この辺を考慮すると普通の家であれば、やれることを自分でやるとなれば15万円前後くらいで依頼することも出来るのかな?とも言えますね。

ちなみに、自分で出来ると言った、殺菌処理は、掃除機でネズミの糞を吸い取り、ネズミの巣を撤去、掃除をした後に糞のあった周辺やネズミの巣の跡に除菌スプレーで殺菌し、防ダニ処理は、バルサンなどを焚いてやれば大丈夫だと思います。もちろん、これらを自分でやる場合は天井裏に上るという勇気があることと天井裏での足の踏み場を間違えずに作業できるという方限定にはなりますね^^;イズムは断熱材を敷き詰める為に天井裏には何回も上っていますが、我が家は産まれたばかりの赤ちゃんがいたので、完璧を求めた結果、全て業者に依頼することにした次第です。

ちなみに、天井裏での足の踏み場を間違えると天井が抜け落ちます^^;天井は梁が通っているので基本はその上を歩きます。それ以外の部分は吊るし天井と言って天井の重みを支える程度の補強しかされていない箇所がほとんどなので、人間が乗ると天井ごと人間も落っこちてしまうので注意が必要です。歩けるところと歩けないところは木材の太さなどを良く見れば分かりますが、いきなり天井裏に上るのが初めての人が見ても分からない可能性もあるので、ある程度知識を入れてから上る様にしましょう。なお、真夏はサウナの様になり危険ですので、上るのであれば秋から春までにしましょう。

 

作業終了後は、2年の保証を付けていただけました。これも交渉のひとつなのですが、保証を付けるのか付けないのかなどによっても見積額は変わって来るようで、我が家の場合は元々出て来た額が高かった為に、金額そのままに2年保証を付けてもらいました。

ねずみ駆除

プロが作業をするので間違いなくネズミはいなくなると思いますが、再度侵入されて、またお金がかかるとなるときついですからね。最低でも1年の保証は付けてもらうようにしましょう。

駆除業者は具体的にどんな作業をするの?

イズムも初めてネズミ駆除の作業を見るので、まじまじと見させてもらいました。具体的にどのタイミングでどんな作業をしていたのかお話ししますね。

我が家の場合は、見積りを取ったその場で契約をしたので、契約後すぐに作業が始まりました。ちなみに、契約前(見積りの時点)には「なるべく早く作業をした方が良い、被害が大きくなる前に」などと営業トークをされました^^;まぁ、イズムとしてもその場で作業を開始してくれるのは助かるので、お互いに利害が一致したとも言えますね。

ねずみ駆除

脚立を使い天井裏に上がり作業をしています。このまま天井裏の奥へと入って行きました。

ねずみ駆除

どんな作業かと言うと、殺鼠剤の設置と

ねずみ駆除

捕獲用の粘着シートの設置です。

ねずみ駆除

柱には1枚だけで、巣の周りには大量に設置されています。

ねずみ駆除

巣はこんな感じに断熱材のグラスウールの中に作っているのが分かります。ちなみに、作業最終日にはこの巣となっている断熱材のグラスウールも撤去してくれました。その辺の話しは後ほど。

ねずみ駆除

アップすると糞が落ちているのも見えますね^^;

ねずみ駆除

という事で、初めて来た時に、見積り、契約、殺鼠剤とトラップの設置を行いました。

 

次に来たのが、契約から10日後で、ネズミがトラップにかかっていないか、殺鼠剤が食べられているかを見に来てくれました。結果はネズミが1匹粘着シートにかかっており撤去することに、そして殺鼠剤もかなり減っていたとのことで追加していただきました。写真をアップすればネズミの死骸が見えますので、見たくない方はアップしないで見ないようにして下さい^^;ねずみの種類はクマネズミとのことで、クマネズミは頭が良いのであまりトラップにはかからないんだそうです。そして、家に侵入して被害をもたらすネズミの9割がこのクマネズミだと言っていました。

ねずみ駆除

そして、そこから更に7日後に再度来てくれて、ネズミが嫌がるカプサイシンの忌避剤(唐辛子の成分が入ったものらしい)を天井裏に撒いてから、侵入口閉塞を行いました。

ねずみ駆除

この様な金網やパンチングメタルでネズミが侵入するであろう穴を塞いで行くとのこと。

ねずみ駆除

基本的には基礎コンクリートと建物の間にある隙間を埋めて行く作業のようですね。

ねずみ駆除

こちらが閉塞した後です。さすが我が家は古い家ということもあり、ガッツリ穴が開いていました。

ねずみ駆除

他にもネズミが入りそうな通気口も閉塞します。ちなみに、この写真は閉塞前です。ネットがかかっているのはイズムが昔に虫が入らない様に設置したものですが、プラスチックだとネズミはかじって穴を開けてしまうのでダメとのこと。

ねずみ駆除

ですので、この様にパンチングメタルでカバーします。

ねずみ駆除

数時間作業をして陽が暮れて来たので、この日の作業は終了です。

そして、翌日も来て作業してもらいました。作業内容は、昨日と同じ侵入口閉塞です。この日は屋根に登り天井裏に繋がる隙間を閉塞。

ねずみ駆除

2ヶ所穴があったので埋めて行ったようです。業者さんの作業後に写真を撮る為、久しぶりに屋根に上りましたが怖かったです^^;素人は上るものではない!

ねずみ駆除

そして、家回りの残っていた侵入口も塞ぎます。

ねずみ駆除

こちらは排水管の隙間です。こちらも金網を入れ込んで塞いでいます。

ねずみ駆除

この日の作業は1時間ほどで済ませて帰られました。1日前に忌避剤を天井裏に撒くことで、残っているネズミを外に追い出す為に1回目の侵入口閉塞は敢えていくつか隙間を残すようですね。そして、2回目の侵入口閉塞作業で全てを閉じると、そうすることで家の中にネズミを閉じ込めてしまわないようにしているとのこと。良く考えていますね^^

そして、一週間後に最後の作業です。

この日は床下に潜り侵入口が残っていないかを中からチェックするようです。床下から見ることで外からの光の漏れで分かるそうです。

ねずみ駆除

そして、殺菌処理と防ダニ処理を行う機械。シルバーの機械はミストを発生させて殺菌処理の薬剤を隅々まで行きわたらせるものだそうです。

ねずみ駆除

その前に天井裏にあるネズミの糞や巣を撤去します。掃除機で豪快に吸っていました。

ねずみ駆除

それが終わったら、防ダニ処理と

ねずみ駆除

殺菌処理を行います。これら2枚の写真は業者さんに撮ってもらいました^^

ねずみ駆除

赤ちゃんいるので、念の為に殺鼠剤は全て撤去、捕獲粘着シートは少しだけ残して全て処分となりました。後は巣となっていた断熱材のグラスウールもその部分を撤去、おしっこなどが付いていた部分も撤去していただきました。

ねずみ駆除

これで作業は全て終了です。

作業内容をまとめると

  • 1回目:殺鼠剤とトラップの設置
  • 2回目:殺鼠剤の減り具合のチェックと捕獲されたネズミの処理
  • 3回目:忌避剤の散布と侵入口閉塞
  • 4回目:残りの侵入口閉塞
  • 5回目:最終チェックと掃除、殺菌処理、防ダニ処理

となります。

 

やはりこれだけの回数を来てもらうと、最低でも15万円から20万円くらいはかかりますよね。我が家の場合は27万円と結構かかりましたが、納得のいく作業内容だと思います。ちなみに、ねずみ駆除1万円~とかネット上で出ていたりしますが、見積りを取ると十数万~が当たり前です。ただ、たまに数万円で引き受ける業者もあるようですが、そういった業者は殺鼠剤とトラップ設置で終わりだと思いますので、根本的な解決には至らない場合が多いかと思います。あなたがどうしたいのか?が重要です。ただ単にネズミを追い出せば良いのか、再侵入を防ぎたいのか、この辺を明確にすべきですね。

作業後にイズムはふと思った疑問がありました。殺鼠剤はねずみを死滅させるが天井裏のどこかで死んで腐ってしまわないか、というもの。これは業者さんに質問してみました。実はこの殺鼠剤は食べたらすぐ死ぬのではなくじわじわと死に至るようで、その作用はまず目に来るらしく暗い場所には居れないとのこと。光を求めて外に出て草むらなど明るい場所で死に至るとのことでした。ですから、天井裏で死ぬことはほぼないとお返事をいただけました。

 

自分でねずみ駆除をする方法

プロの作業を見ていると自分でも出来ると思える作業は多々ありました。さすがに専門的な薬剤の散布などは難しそうですが、忌避剤や殺鼠剤、トラップの設置、侵入口閉塞など自分で出来そうなことをまとめてみたいと思います。ここでは自分でネズミを駆除する方法をお伝えしますが、ネズミは虫とは違い頭の良い小動物ですので、素人が行っても効果が出ない場合も多いはずです。自分でやってみたがやっぱり無理だったとなると購入した分損をしますので、やりきれるのか良く考えてから行動する方が良いでしょう。

イズムの場合は、赤ちゃんが産まれたばかりで、そういった作業をしている時間が勿体ない、すぐに効果があるものが良いという考えのもと最初から業者に依頼しました。ただ、時間がある時であれば自分でやったかも知れません。

イズムはプロにお任せしましたが、プロの作業をじっと横で見つめていましたので、ある程度、ネズミ駆除のコツというか方法を何となく理解出来たので、今から自分でやるならこうするだろうという方法をお話しして行きたいと思います。要はプロと同じ流れで作業をすれば素人でもネズミを駆除して予防対策もすることが出来るということです。

ちなみに、ここではネズミの種類とか特徴とか駆除するのに関係のない内容のものは書きません。知りたい場合はGoogleなどで調べればいくらでも出て来るので、そちらで読んでみて下さいね。あくまでも今から駆除するならこういう風にするよ、ということをお話しします。作業する順番に追って解説していきますが、この順番は必ず守るようにしましょう。一番最初は殺鼠剤と粘着シートの設置になるのですが、もしこれをいきなり侵入口閉塞(金網設置)からしてしまうと、警戒心の強いネズミは他のものにも警戒心が強く働いてしまい殺鼠剤を食べない粘着シートにかからないことになってしまいます。ですから、順番を守ることは必須です。

殺鼠剤と粘着シートで個体数を減らす

自分でねずみ駆除をするのであれば、まずはネズミの個体数を最小限まで減らしましょう。それを達成するには殺鼠剤を食べさせることと、粘着シートで捕獲することです。

殺鼠剤を設置する場所はネズミの通り道や巣の周り、餌場です。部屋の中には出て来ておらず天井裏だけにネズミがいるという場合は、餌場は屋外ということですので、天井裏だけに設置しましょう。天井裏に入り巣を探して見つかればその周辺に数か所殺鼠剤を設置します。また、ラットサインと言われるネズミが何度も通った跡と黒い糞も探して下さい。擦れて炭が付いた様な黒い跡と黒い粒粒の糞です。これが見つかればその周辺にも設置しましょう。この時には糞の撤去などはしない方が良いです。とにかく警戒心が強いネズミになるべく変化を与えないこと。殺鼠剤の設置時には人間の臭いが付かないように手袋はしましょう。

部屋の中に出て来ている場合は、餌場となっているキッチン周りの冷蔵庫の裏や流し台の下、ラットサインがある場合はその周辺などに設置しましょう。しかし、部屋の中に設置する場合は赤ちゃんやペットがいる場合は注意が必要です。イズムなら部屋の中には設置しません。

殺鼠剤は約一週間くらいで効き目が出て来ますので、一週間ほどしたら食べられているか確認します。1日や2日で食べられていないからと動かさない方が良いですね。ネズミは警戒心が強く暫くは様子を見るので最低でも一週間は放置が良いと思います。ただし、現在は殺鼠剤が効かないスーパーラットなるものがいるようですので、食べられていたとしても効果がない場合もあるようです。

殺鼠剤は殺鼠剤が効かないスーパーラットにも効くこちらがお勧めです。こちらの殺鼠剤にピーナッツを混ぜるとより食いつきが良くなります。

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粘着シートは、安いものが100円ショップなどで売られていますが、安いものは粘着力が弱く逃げられてしまう可能性もありますので、確りと一度かかると逃げられないものが良いでしょう。一度逃げられてしまうと警戒心が更に強くなるので粘着シートに近づかなくなり、殺鼠剤には手を出さなくなります。ただ、多く使用するものでもあるので、高級なものを選ぶ必要性はありません。粘着力が強く効果があれば充分です。

設置場所は殺鼠剤の周辺や巣の周りとなります。天井裏であれば梁の上にも設置しておくと良いと思います。巣の周りやラットサインの周りに設置する場合は、隙間がないように敷き詰めるようにするのがポイントです。

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こちらも一週間ほど様子を見てかかっていたら早めに処理しましょう。折りたためるようになっているので、本を閉めるような感じでたたみ袋に入れましょう。また、減った粘着シート分を追加して再度敷き詰めておくのも忘れないように。

この作業を2週間から3週間繰り返して、天井裏に潜むネズミの数を減らします。

忌避剤で追い出す

殺鼠剤や粘着シートだけでは恐らく全てのネズミを駆除することは厳しいと思いますので、次は追い出しにかかります。忌避剤と言われるネズミが嫌がる成分が含まれるアイテムを使います。

まずはこちらのネズミのみはり番追い出しジェットで天井裏全体に噴射しましょう。この噴射は10mほど飛ぶので天井裏の真ん中から全体に噴射すればこと足りると思います。

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噴射が終わったら、ネズミ一発退場で煙を焚きましょう。1個12帖までなので一般的な戸建てだと2個から3個くらいを焚く必要がありますね。

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これらでネズミは天井裏には居づらくなるので、残っていたネズミも出て行ってくれると思います。しかし、この効果は一時的ですので、このままネズミ駆除を終わらせると再びネズミは戻って来てしまう可能性は高いです。あなたの家にネズミが居着いていたということは、居心地が良かったり餌場が近かったりと理由があります。特に部屋の中にまでネズミが出るという家庭は、ネズミが屋外に出る必要がないので天敵にも狙われることがないので、ネズミにとっては天国なような場所だという事ですね。

ですから、一度出て行ってもらったネズミを二度と建物内に入れないようにする必要があります。

侵入口閉塞をして再発防止

ネズミを追い出しても再び戻って来ることは珍しいことではありません。例え忌避剤などで居づらい環境にして一時的に逃げたとしてもネズミには適応能力が備わっているので、その居心地の悪さよりも餌場や寝床など、そこにいるメリットの方が大きければ戻って来て我慢してでも居座ってしまうのです。そういった再発防止に役立つのが、ネズミが出入りする時に使っていた侵入口を閉塞してしまう方法です。

前述しました様に、この侵入口閉塞を先にしてしまうとネズミの警戒心を強くしてしまうので、殺鼠剤と粘着シート、忌避剤を終わらせた後に行うようにしましょう。また、ネズミを家の中に閉じ込めてしまう可能性もありますので、これらの駆除工程を守る様にして下さい。

侵入口閉塞に使うものとしては、金物の防鼠板と

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防鼠金網と

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防鼠パテです。

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恐らくこの3つでこと足りると思われます。防鼠板は広めの通気口や大きめの穴を塞ぐのに使い、小さな穴などには防鼠金網をたたんで入れ込んで固定します。更に小さな隙間や金網などを入れ難い場所ではパテを使いましょう。ちなみに、このパテはネズミが苦手なカプサイシンの成分が練りこまれているので、柔らかいですが穴を開けられる可能性は低いようです。

閉塞をする個所としては、1㎝以上の隙間や穴が対象となりますので、家の外周を良く確認しましょう。主には通気口や基礎コンクリートと建物土台との隙間、排水管や給水管の隙間、基礎コンクリートのひび割れや穴など下から覗き込んで探して下さい。また、屋根などにも隙間がないか探しますが、天井フラに入ってみて真っ暗なら穴はないですし、どこかから光が差し込んで来ていれば、そこに穴がありますので確認しましょう。そして、必要数を計算して防鼠板や金網などを購入するようにしましょう。基本的に床下と天井の穴を塞ぐことになります。ただし、屋根(天井裏)の閉塞作業は屋根に上り作業する場合かなりの危険が伴いますので、天井裏から塞ぐことが出来るようであれば屋根に上らずに天井裏から作業した方が良いですね。

掃除とバルサンでダニ対策

ネズミの住処になっていた場所は、糞やネズミに付いていたダニなどで汚れていますので、ネズミを追い出した後に掃除をしてダニ対策をしておきましょう。掃除はハンディクリーナーなどの掃除機でネズミの糞や汚れを吸い込んでしまいます。マスクは必須です^^;なお、断熱材などが巣になっていた場合は、その断熱材を袋に入れて処分しましょう。

巣の周りや糞が落ちていたところには、除菌スプレーを吹きかけて拭き取ります。その後にバルサンプロEXで防ダニ処理しましょう。

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一般的な戸建てで2つくらいで足りると思います。

作業の流れまとめ

  1. 殺鼠剤と粘着シートの設置
  2. 1週間後に確認、殺鼠剤が減っていれば追加または交換、粘着シートにネズミがかかっていれば撤去して追加(この工程を2週から3週繰り返す)
  3. 忌避剤の散布と1回目の侵入口閉塞(全ての穴を一度に塞ぐのではなく2回に別ける)
  4. 翌日に2回目の侵入口閉塞で全て閉じる
  5. 掃除と防ダニ処理としてバルサンプロEXを焚く
  6. 作業完了

この様な流れで良いと思います。ネズミは警戒心が他の動物よりも強く頭の良い小動物です。人間の臭いや変化には敏感ですので、殺鼠剤を置くときや粘着シートを設置する時には、巣を触ったり糞を処分しないで、そのまま放置が良いでしょう。数が減った時点で忌避剤の散布で一気に追い出しにかかります。ここではネズミの警戒心が良い意味で働いてくれれば良いですね^^

そして、抜かりのないように侵入口を閉塞して行きましょう。少しでも見落としがあると再びネズミが戻って来てしまう可能性が出て来ますので、慎重な作業が求められます。最後にネズミの巣と糞を掃除して除菌スプレーとバルサンプロEXで一気に綺麗にしてしまいましょう。

これら全てで数万円以内に収まると思います。自分でやっても数万円かかってしまうのですが、業者に依頼するとなると十数万から二十数万円は覚悟がひつようです。しかし、自分でやってみたもののネズミがいなくならないとなってしまった場合は、購入した分にプラスして業者の費用がかかって来ますので、自分で最後までやり遂げることが出来るのかを確りと考えた方が良いでしょう。自信がない場合は、最初から業者に見てもらうというのも正しい選択だと思いますよ^^

冒頭でもお話ししましたが、ネズミは家の周りや床下にいる虫を食べに集まって来ますので、ゴキブリやムカデなどの虫を駆除することも同時に行いましょう。駆除方法は以下の記事でご紹介しています。

 

   

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筆者

著者イズム

房総ismの記事は全てイズムが執筆しております。房総半島の御宿町へ2017年に移住、移住後にイズムが体験したお金や地域の生の声を記事にしています!

>>イズムのプロフィール

 

イズムは不動産業界歴17年、会社経営12年、戸建投資歴5年になります。

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