未公開株を購入する事が出来る株式型クラウドファンディング

株式型クラウドファンディング

IPO新規公開株以前の未公開株式と言うと一般投資家からは投資する事が出来ないというイメージですが、実はクラウドファンディングという形で投資が出来るんです。いわゆる株式型クラウドファンディングですね。現在、唯一実質的に非上場会社の株式を購入する事が出来る株式型クラウドファンディングを行っている業者は、イズムが調べた中では、FUNDINNO(ファンディーノ)エメラダ・エクイティ、GoAngelの3つのみでした。

この非上場会社の未公開株式を購入する事が出来る株式型クラウドファンディングには、どんなメリットがありどんなリスクがあるのか、また未公開株に付いても解説して行きたいと思います。

 

そもそも未公開株ってどんなもの?

未公開株とは、非公開株とも言われたりしますが、上場を果たしていない会社の株式のことを言います。未公開ですので、一般の投資家が購入することは出来ないと言うのが基本になります。良くIPO新規公開株と間違われたりもしますが、全く性質の異なる株式ですので注意して下さい。

IPO新規公開株は既に上場が決定しており上場するにあたり証券会社を通して抽選等で株式の購入をする事が出来るのです。しかし、未公開株式は上場しておらず、直近で上場をする予定もない会社の株式のことです。しかし、将来的に上場を目指す予定があるので、一定の条件のもと売買される事があるという事になります。

しかし、基本的には一般の投資家が未公開株を購入出来る機会というのは皆無に等しかったと言うのが今までです。

 

未公開株を購入する方法

そんな閉ざされた未公開株投資ですが、現在では一般の投資家にも路は開けて来ており、未公開株を購入する方法は以下の3つあります。

  1. 株式の発行会社から直接購入する
  2. 相対取引(直接売買)で購入する
  3. 株式型クラウドファンディングで購入する

現在では未公開株式を購入する方法は上記の3つのみです。この他の売買は詐欺の疑いが強いので手を出さない方が良いでしょう。ちなみに、証券会社を通した未公開株式の売買が出来たグリーンシート銘柄制度は2018年3月31日に廃止となりました。それでは一つづつ購入方法を見て行きましょう。

株式の発行会社から直接購入する

株式の発行会社から直接未公開株を購入する事は認められています。しかし、親族であったり近しい人間でない限りあまりオープンに未公開株を売っている会社は存在しないというのが現状です。たまたま、将来的に伸びる会社で上場を目指している会社の社長や取締役と知り合いという確率はかなり低いですよね。ですから、この方法で未公開株を購入したことがあるという投資家の方が少ないでしょう。

相対取引(直接売買)で購入する

未公開株を既に持っている人から価格など合意の上で相対取引(直接売買)する事も可能となっていますが、これも発行会社から購入するのと同じくらい難しいですよね^^;ちなみに、電話勧誘などで未公開株の話しをされて会い直接売買する事は違法行為となります。未公開株の売買勧誘は登録を受けた証券会社しかする事が出来ません。こういった電話は全て詐欺だと思って良いでしょう。

株式型クラウドファンディングで購入する

そして、冒頭でもお話しした株式型クラウドファンディングで購入する方法です。一般の投資家が未公開株を購入するのであれば現在ではこちらの方法が最も確実で安心して取引できるでしょう。しかし、この株式型クラウドファンディングに参加するには、投資経験があること、相応の資産があることなど制約もありますので全員が参加することが出来るわけではないので注意して下さい。中には投資家登録の時点で審査落ちしたという方も多数いるようです。詳しくは、FUNDINNO(ファンディーノ)の登録方法。審査落ちしない適格者とはでもお話しをしていますので、良かったら読んでみて下さい。

>> FUNDINNO(ファンディーノ)に投資家登録してみる

未公開株を購入する事へのリスクを理解しよう

イズムたちのような一般の投資家が未公開株を購入するには、株式型クラウドファンディングが最も確実だという事が理解出来たと思いますが、未公開株を買うということは、リスクも負うという事ですので、未公開株を購入する事へのリスクも理解しておきましょう。この株式型クラウドファンディングは詐欺師の言うような「絶対に儲かる」「絶対に値上りする」「絶対に上場する」という確約がある訳ではありません。以下が主なリスクです。

  • 購入は出来ても売却は自由に出来ない(現金化出来ない)
  • 長期投資になる
  • 会計監査を受けていない情報公開が乏しい
  • 倒産すれば価値はゼロになる

購入は出来ても売却は自由に出来ない(現金化出来ない)

 

この株式型クラウドファンディングは、未公開株を購入する事は出来ても売却をする事は基本的に出来ません。一度投資すると、その会社が上場するか買収されるまで現金にする事は出来ないのです。ですので投資するお金は、今後使う予定がないお金と言うのが条件になるでしょう。恐らく数年単位で資金が眠ることになるので無理して大きな金額は入れない方が良いですね。

長期投資になる

上記のリスクと重なる部分もありますが、基本的には長期投資になると思った方が良いでしょう。以下はFUNDINNOで募集中の会社スケジュールですが、2018年6月から投資がスタートし、2022年以降にIPOまたはバイアウトと予定が立てられているのが分かりますね。上手く行ったとしても約4年は資金が眠るという覚悟で投資をすることになるという事を意味します。

株式型クラウドファンディング

会計監査を受けていない情報公開が乏しい

上場企業ではないので、会計監査を受けることありませんので、不透明性が高いとも言えます。また、情報公開も義務はありませんので、どこまで公開されるのかは会社次第といった部分が大きいでしょう。こういう事からも株式の価格などが適正なのかは分からないというリスクは負う事になります。

倒産すれば価値はゼロになる

最も投資家が恐れるのがこれですね。投資した先の会社が倒産し解体されてしまうと未公開株の価値はゼロになります。投資額全てが損失になるという事です。

この様に、未公開株を購入するという事は、多くのリスクを負うという事を理解しておきましょう。では、何故投資家がこの株式型クラウドファンディングに殺到しているのか?それはこれらのリスクを凌駕するほどのメリット(リターン)が望めるからです。

 

未公開株を購入するメリット

未公開株を購入する投資家が狙うのは未公開株の値上りです。上場することによって株価が暴騰し一瞬にして億万長者になることもあるのです。これは投資家の期待度や企業のインパクトが大きければ大きいほど株価に影響を及ぼします。有名なところではリクルートですね。社員持ち株会などで未公開株を保有していた社員が何人も億万長者になったと有名になりました。

こういった大きくリターンを得られるのが未公開株の最大のメリットです。中には50倍から100倍など普通では考えられないような値上りを見せる株式も今までにあるのです。これがハイリスクを負ってまで未公開株に投資する理由となります。

 

株式型クラウドファンディングに付いて

そんな魅力のある未公開株ですが、前述したように株式型クラウドファンディングの誕生により一般の投資家でも気軽に投資が出来るようになりました。それでは株式型クラウドファンディングとはどういったものなのかを解説したいと思います。最も有名なFUNDINNOファンディーノをもとにお話しさせてもらいますね。

ソーシャルレンディングなどをした事がある方であれば理解出来ていると思いますが、株式型クラウドファンディングとは、非上場会社が株式を発行しFUNDINNOファンディーノなどの株式型クラウドファンディングを通して一般投資家から少額づつ資金を集める仕組みのことを言い、投資家は一社あたり年間最大で50万円まで投資する事ができ、未公開株式発行会社は年間最大で1億円まで集める事が出来ます。

FUNDINNOファンディーノで支援金が募集されるプロジェクトは、独自性があり革新的なものか将来的に伸びしろがあるのかなどを有識者により審査し全員一致で条件に合致したプロジェクトであり、ある程度ふるいにかけられていますから知識が乏しいイズムたちのような投資家でも投資しやすい環境が整っていると言えるでしょう。なお、目標募集金額に達しなかった場合は取引が成立しませんので、多くの投資家がNoと言った場合は未公開株が発行されることはありません。こういった点も投資家保護の観点で言うととても良いシステムですね。

 

プロジェクト毎の最低投資額は概ね10万円前後と見ておきましょう。FUNDINNOファンディーノの場合は、以下の様にコースが用意されています。

株式型クラウドファンディング

細かく複数社に10万円くらい入れるのか、少ない企業数で大きく50万円入れるのかは考え方次第ですね。イズムは将来性があると判断したプロジェクトには50万円行きたいという想いもあります^^ただ、長期間資金が動かせなくなるので、良く吟味する必要がありそうですね。

未来に大きく成長する企業へ、あなたの資産を入れてみませんか?

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筆者

著者イズム

房総ismの記事は全てイズムが執筆しております。房総半島の御宿町へ2017年に移住、移住後にイズムが体験したお金や地域の生の声を記事にしています!

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イズムは不動産業界歴17年、会社経営12年、戸建投資歴5年になります。

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