荒れていた庭に新たなウッドデッキとサーフボード置き場を新設しようと思い立ち、その一歩目としてウッドデッキの下になる地面をコンクリートで土間打ちしてみました。その時の様子や施工してみて理解出来た注意点を解説したいと思います。
なお、土間打ちは、家からオフィスの間にある庭にタイル敷きで(モルタルですが)一度経験済みです。また、ウッドデッキとサーフボード置き場に関しても可動式ウッドデッキをDIYした時の工程と反省点とサーフボード置き場兼自転車置き場をDIY。1人でも出来る鎧張りの方法の記事にあるように一度作っています。ちなみに、ウッドデッキとサーフボード置き場に関しては別記事にて解説して行く予定です。
記事の内容を動画でもご紹介しておりますので、こちらもご覧下さい。
コンクリート土間打ちのビフォーアフター
こちらが施工前の庭になります。草抜きをしたので大分綺麗にはなっているのですが、夏になると草がボーボーになり大変なことになってしまうんです。ちなみに、室内は衣替え中で服が山になっていたのでモザイクかけてます^^;
そして、こちらがコンクリート土間打ち完了後の写真です。素人なりに綺麗に出来たかな~と思っています。右端にサーフボード置き場が写っていますが、土間打ち完了後に写真を撮り忘れていたので・・・サーフボード置き場完成後に写真を撮っています^^;
正面から見るとこんな感じです。この土間の上にウッドデッキを施工して行く予定になります。
コンクリート土間打設の施工工程
施工工程と言っても施工をしたイズムが持っている知識を基に自分なりの施工をしただけですので、これが合っているのか正解すら分かりませんが、イズムが行った施工工程を記して行きますね。
土間の下地造り
まずは、土間打ちする箇所の土を掘り起こし穴を掘ります。
掘り終わったら、雨樋が基礎沿いに通っているので勾配を付けながらブロックで持ち上げておきます。更に周りにはコンクリートを流し込んだ時に流れ出ないように木枠をはめ込んでおきました。
次に転圧機で土の上を転圧して行きます。イズムはお手製の転圧機を作りました^^穴の開いたブロックに木材を通しただけの簡易的なものです。
バシバシ転圧して行きます。
一通り転圧が完了しました。
更に土の上でジャンプして押し固めます^^
次は砕石を投入して行きました。正確には砕石と以前買って残っていた砂利も入れました。
砕石を入れた後も再度転圧。
これはサーフボード置き場の土台となる羽子板付き沓石(束石)の設置です。後々に使うのでコンクリートで固めてしまいます。
これでコンクリートを流し込む準備は整いました!作業時間にして2時間ほどです。
ちなみに、本当ならこの砕石の上にコンクリートの割れ防止の為、メッシュ配筋が必要になるのですが、面積がそこまで広くないことを理由にメッシュなしで施工してみました。もし、今後割れなどが生じた場合は、記事にアップしますね。
コンクリート打設
いよいよコンクリートの打設に入りますが、イズムが使ったのは既に砂と砕石が配合されたドライ生コンというものです。袋から練船に出して水を混ぜるだけのタイプになります。
注意点1.DIYでコンクリートの土間打ちをする場合は、セメントを購入して砂と砕石を1:3:3で混ぜる方法ではなく、既にこれらが配合されたものを選びましょう!素人が配合からすると割合が滅茶苦茶になってしまい強度不足や色むらなどが出やすくなります。
では、水を混ぜて行きます。
適量入れたらスコップやクワで練り合わせます。スコップなら四角いスコップがベストです。先が尖ったスコップだと端の方に粉のまま残ります。イズムは専らクワでガシガシ混ぜました。
イズムの場合は水は目分量です^^;取りあえず一回水道でジャーと入れて混ぜて硬すぎる場合は水を追加、緩すぎる場合はドライ生コンを追加という感じで調整しました。
生コンクリートが出来上がったら流し込みます。スコップなどで流し込んだらコテで整えて行きます。
後は同じ要領でドンドン生コンクリートを作り流しこみコテで均して行くだけです。
注意点2.コテはそれなりに良いものを買おう!安いコテが多く売っていますが、仕上がりに差が生じます。やはり良いコテはそれなりに綺麗に仕上がってくれるので多少高くても良いコテを買いましょう。また、安いコテだと一回使っただけで曲がってしまったりと使い物にならなくなってしまう危険性もあります。
イズムが使っているのは、こちらの福寿のステンレス仕上げコテです。しなりも強く素人でもそれなりの仕上がりを期待できますよ^^
多少のコテの痕は乾いたら気にならなくなるので、そこまで気にしなくてOK!
ちなみに、コンクリートを混ぜる練船は無料でいただいたリンゴ箱を利用しています。
注意点3.生コンクリートを流し込んだら、ただ上からコテで均すのではなくスコップやコテを使ってザクザク刺しながらコンクリートを揺らしましょう。こうすることで中にある空気が抜けて強度が高まりますし、底の方まで均一にコンクリートが流れて行きます。揺らすと少し水っぽくなって来ますので、それがベストのサインです。
全て投入が終われば完了です。
基本的なコンクリート土間の打設方法はこんな感じですね。ただ、今回は基礎横を通っている雨樋を埋めてしまうと後々大変になってしまうという理由から、2段階に分けて施工するのでイズムの施工は続きます。
一回目の施工が終わり1日おいたら、今度は雨樋の手前に木枠を設置して、更に生コンクリートを流し込んで行きます。この時点でコンクリート土間はカッチカチです。そして、現時点ではほぼ水平で雨が降ると水が流れず溜まってしまうので、水勾配を付けて行きます。
2度塗り目のコンクリート土間です。建物から庭の方へ水が流れるように勾配を付けました。
反対側から見ても勾配があるのが分かりますね。
全体を見るとこんな感じです。
打設から1日おきコンクリート土間が乾いたら
木枠を取っ払います。
近くで見ると多少の粗はありますが、まぁ上出来でしょう^^
こちら側も多少勾配は緩めですが問題なさそうです。
写真の左下に水が流れて行くように勾配を付けています。
ここにサーフボード置き場が出来る予定。
水勾配が弱く再施工
施工から数日経ったある日に雨が降ったのですが、コンクリート土間の上に水が溜まってしまうことが発覚・・・イズムなりにちゃんと勾配を付けたはずなんですが足りなかったようです。
注意点4.水勾配は確りと付けること。業者のHPなどを確認すると水勾配は2%~3%取ることと記載がありますが、素人にはよく分かりませんね。イズムが施工した時を参考にすると水が溜まってしまう勾配は1°程度でした。そして、水が溜まらない勾配は2°~3°でしたので、最低でも角度は2°くらいは勾配を付けた方が良さそうですね。
ということで3度目の施工をしてみました。水が溜まりやすい真ん中辺りから右側にかけて勾配をキツくしました。勾配を付けるためにタイルも土間の下になってしまいました^^;
勾配を強くしようとするとサーフボード置き場の土台が埋まってしまうので、ブロックを上に追加して対応。
ブロック辺りから写真手前に徐々に低くなって来ています。
エアコン室外機辺りは水も溜まらなかったですし、これ以上勾配を付けると室外機が倒れる心配もあるので室外機手前までの施工です。
こちらが完成した写真です。勾配も確りと付いており、雨が降っても一切水は溜まらなくなりました。
これにてコンクリート土間の打設は完了です^^
次にこの土間の上に、サーフボード置き場とウッドデッキを作って行く予定ですので、出来上がり次第記事にしたいと思っています。
とても参考になりました。
僕は生コン産業に身を置き現在生コン×DIYの普及の活動をしているのですが、特に自作の転圧機はとても参考にさせていただきました。
さらなるご活躍を陰ながら見守らせていただきます。
mitsuさん
本名らしき名前でしたので、mitsuに変更させていただきました。
コメントありがとうございました。
プロの方にこのように言っていただけると励みになります^^
今後もDIYする機会がありましたら、記事をアップ致しますので、宜しくお願い致します。
突然コメント失礼いたします。
私もこの方法で土間コン打ちを考えているのですが(用途は主に雑草対策、せいぜい人が乗る程度)、その後土間コンのひび割れ状況等はいかがですか?
宜しくお願いします。
我が家の場合は、人は乗らないという条件下ですが、今のところひび割れ等一切ないです。
ご参考になれば幸いです^^
ありがとうございます!