お庭がある家で最も大変な作業が草刈りではないでしょうか?毎年同じようにやって来る作業、しかも年に数回はこの作業をしないと庭が雑草たちに占領されてしまい立ち入ることすら困難になってしまう。そんな苦い思いをしている方も多いと思います。
イズムも同じでお家の庭の草刈りは毎年2回から3回ほど行っています。そして今回の雑草対策を施したのは自宅の庭ではなく、不動産投資用に持っている戸建ての庭というか家の横にある通路の様な庭に固まる砂(土)とタイルで簡易的に行いました。なぜ簡易的かと言うと投資用物件なので予算をそこまで充てることが出来ないというのが理由です。
どんな物件なの?という方は、築古戸建を和の趣を残し再生リフォーム【戸建投資】をご覧下さい。購入した当初の古い状態から再生して新しく生まれ変わる状況を見る事が出来ます。
雑草対策に固まる砂とタイルを使った理由
雑草対策にはいくつか方法があります。
- そのままの状態で年に数回草刈りを行う。
- 除草剤を散布して草を枯らせる。
- 防草シートを敷く。
- 防草シートを敷いた上に砂利を敷き詰める。
- 芝生など地表を特定の植物で覆う。
- レンガを敷き詰める。
- 固まる砂で覆う。
- コンクリートで覆う。
イズムが思い付く限りはこんな感じです。下に行けば行くほど草が生えて来る可能性は低くなりますが、同時にコストもかかって来ます。それぞれにどんな特徴がありどのように使うべきなのか、そしてイズムはどうしてそれを使わなかったのか、どうしてそれを補助的に使ったのかなどを以下でお話しして行きたいと思います。ちなみに、1.に関しては今のままという事ですので省きますね。
除草剤は補助的に使うのが良い
除草剤に関しては根っこから枯らしてしまうラウンドアップなどが有名ですね。
地下茎を伸ばして成長するドクダミやスギナなども葉に付ける事で根っこから枯らすことが出来るので効果は充分に得られますが、地表に何かを施すわけではないので雑草が生えて来る環境は変わらずあるので、定期的に散布する必要がありますし、他に枯らしたくない植物まで枯らしてしまう可能性もないわけではありません。ですので補助的に使うのが有効かなと思いました。
ちなみに、そのまま使うシャワータイプではなく薄めて使う原液タイプの方が長持ちしますよ^^
防草シートを敷くだけでは草は生えて来る
防草シートを敷く方法は以前にやってみましたが、強い雑草は余裕で生えて来てしまうというのが結論です。しかし、中にはかなり耐久性のある防草シートもあるので、そういったものを使えば変わって来るのかも知れません。
中でもデュポンザバーンが良いようです。商品名の後に付いている数字が大きければ大きいほど耐久性が増すとのこと。
防草シートの上に砂利を敷き詰めても草は生えて来る
防草シートの上に砂利を敷き詰める方法は、友人宅の庭で昨年やってみましたが草は余裕で生えて来ている状態です。
これも砂利の下に敷いてある防草シートをデュポンザバーンなど、もう少しグレードの高いものにすれば結果は変わって来ていたのかも知れません。
こちらが防草シートの上に砂利を敷き詰めてすぐの時の写真です。
防草シートの上に砂利を敷いても尖がった雑草はシートを突き破って生えて来てしまいます。
芝生など地表を特定の植物で覆う方法は手入れが必要
雑草が生えて来る前に地表を特定の植物で覆ってしまう方法は、完全に雑草を無くすことは出来ないですが今よりは庭の管理は楽になることは間違いありません。ただ、芝生の場合は伸びて来ますので手入れは必須になります。そういった事を考えるとダイカンドラなども良さそうですね。
芝生で最も良さそうなのが高麗芝を品種改良したTM9です。お値段は高めですが見た目や管理の手軽さなどが人気。
植物で覆いたい土地が日陰だったり、コスト的に芝生は厳しいという方にお勧めなのがダイカンドラです。
ちなみに、イズムは、特定の植物で覆う方法だと見た目は良いですが管理の手間がある為に見送りました。
レンガを敷き詰める方法は隙間から草が生えて来る
レンガを敷き詰めるには、デコボコしている面には不向きなので、まず下地作りから入らなければなりません。下地を平らにしてそこからレンガを敷き詰める工程に入ります。雑草が生えて来る土地が既に平らなのであれば良いですが、デコボコしている土地である場合は、こういった面で施工が大変ですね。また、レンガとレンガの隙間には砂を入れるのですが、そこから雑草が生えて来る可能性も充分に考えられます。
イズムが今回雑草対策を行う土地はデコボコしていたので、レンガは見送りました。
固まる砂で覆ってしまえば草が生えて来る心配はない
固まる砂(土)って知っていますか?固めたい場所に砂を敷いて水を上からかけるだけで固まってしまうという代物です。この砂は以前に自宅の庭にタイルを貼る時の目地として使った事があります。詳細はこちらの家からオフィスの間にある庭にタイル敷きで見れますよ^^
砂を撒いて水をかけるだけですので素人でも簡単に施工が出来てしまうのが最大のメリットですが、砂を固めているだけなので人が良く通るところだと少しづつ剥がれて来ていまったり、苔が生えやすいというデメリットがあります。
ちなみに、こちらが自宅の庭にタイルを施工してすぐの写真です。目地に使った固まる砂も白く綺麗ですね。
そして、これが半年経った現在の写真になります。目地に苔が薄っすらと生えて来ているのが分かります。
アップするとこんな感じです。
固まる砂は、この様に苔が生えて来てしまうというのが最大のデメリットでしょう。
ちなみに、下地は選ばないのでデコボコしていようが何か物があろうが埋めてしまえば大丈夫です。
そしてコンクリートと同じように固めてしまう事になるので草が生えてくる心配はほとんどありませんし、手軽るという事で、イズムはこの固まる砂を使って雑草対策を行うことにしました。ただ、固まる砂だけだと苔が全体に生えてしまう可能性があるので、固まる砂を敷いた後にタイルを上に乗せて固めてしまうという方法を取りました。こうする事で多くがタイルに覆われて苔が生えたとしても目地の部分など少しだけに留まりますね。
コンクリートで覆っても当然ながら草が生えて来ない
固まる砂と同様にコンクリートで地面を覆ってしまう方法も雑草対策としては完璧だとは思いますが、見た目がよろしくないですよね。
また、施工がとても大変(高額)になるので、自宅の庭ならまだしも投資用不動産のお庭の為、そこまでしていられないと思い今回は見送りました。
固まる砂とタイルの作業工程
ここからは、実際に作業をした時の写真を使いながら、どういった工程なのかを解説して行きますね。
こちらが施工前の写真で草刈り後になります。防草シートを部分的に軽く敷いていましたが、雑草はシートを突き破って普通に生えて来ていました。
更に落ち葉や細かい草などを撤去して整地した状態です。
この上にどんどん固まる砂を敷いて行きます。
全体に固まる砂を撒き終わったら、その上にタイルを並べて行きました。
タイルが足らなくなってしまったので奥側の家寄りは固まる砂だけになってしまいました^^;
次に目地に固まる砂を詰めて行きます。
そして、噴霧器で細かい水を噴霧して行きました。
噴霧器は小型のもので十分だと思います。目地などに直接水道のホースから水をかけてしまうと目地の中の砂が飛び出して来るので、なるべく細かく噴霧するのが良さそうです。
全体に水を撒き終わったら、しばらく時間をおいて乾かします。
2度目の水の散布はある程度大量の水を撒きました。
これで完成です。
かかった作業時間は、4時間ほどですが、これをコンクリートで施工となると練る作業なども出て来るので、恐らく8時間くらいはかかるかと思います。固まる砂なら砂を敷いてタイルを置いて目地を埋めて水を撒けば完成ですから楽なものです。タイルがガタガタなのは素人ですのでご愛嬌で^^
かかった費用としては、固まる砂が2万円のみです。タイルは以前にいらないタイルを業者さんからいただいていたので無料。1回の草刈りを業者さんにお願いすると15,000円くらいかかるので、まぁ良いコストパフォーマンスだと思います。
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