仮想通貨の過去のチャートを見ると分かるように度々暴落や大暴落が起きています。そして、その大暴落は今後数年間は幾度も起きるでしょう。その都度、損切りをしていては資産は減って行く一方ですね^^;ですから、なぜ暴落は起きるのかを理解して落ち着いて対応をすることがあなたの資産を守る上で重要となります。
では、2018年1月16日から18日にかけて起きた2018年初であり過去最大級の大暴落はなぜ起きたのかを分析してみましょう。これにはいくつかの要因が重なったと言われています。
インドネシアの中央銀行による注意喚起
まず初めに13日にインドネシアの中央銀行が国民に対して仮想通貨の売買は行わないようにと通達しました。これは強制力もなにもなく助言の域ですが、少なくとも下落傾向を作ったきっかけとなったのは間違いないでしょう。
韓国による仮想通貨規制の誤報
それとは別に、16日以前にじわじわと仮想通貨の市場全体が軒並み価格を落として行っていましたが、それは韓国からのデマ情報によるものと推測されています。15日に取引所への入金を禁止するなど結構強めの規制誤報は韓国国内をパニック状態にし、仮想通貨価格を引き上げていた韓国の影響は大きく世界規模で価格が下落することとなりました。
しかし、15日に韓国政府は仮想通貨の取引を禁止するという決定事項はないと公式発表して落ち着いたかと思ったのですが・・・
ドイツの中央銀行による世界規模の規制発言
15日にドイツの中央銀行が、仮想通貨は世界規模の規制を行うべきとの発言をしたことにより、不安が広がり新規参入者たちが売り注文を入れることとなりました。
中国政府による規制強化
16日に中国国内における仮想通貨に関わるサービスを検閲制限すると中国政府が明らかにしました。これを発端に一気にビットコインの価格が下落、それにつられてアルトコインも価格を落とすことになります。ただし、個人間取引に付いては今のところ厳しい制限はないようです。
そして、不安が不安を呼び大暴落へと繋がったということですね。
この様に数日間の内に各国から規制の話題が出て安定していた市場を揺るがすこととなりました。中国以外の発言はどれも決定事項ではないにしろ投資家たちの不安を募らせたことは間違いないでしょう。そして、16日から始まった大暴落は日本時間18日夜中まで続きました。18日の朝には市場も落ち着きを取り戻し上昇に転じています。
その他の要因
2018年初の大暴落の原因は前述したものが主だと思われますが、他にもいくつか原因があるのではないかと噂されています。
bitflyerによるサーキットブレーカーの発動
国内取引所であるbitflyerが行っているFX価格が現物価格と乖離が大きくなった場合に発動するサーキットブレーカーというものがあるのですが、それが発動したのもひとつの要因ではないかと言われています。これに関してはイズム個人的な意見ではそこまで関係していないのではないか?とは思っていますが情報共有として記載しておきます。サーキットブレーカーに付いてはFXをやらない方には無関係ですので学ぶ必要もないかと思いますので、詳細について知りたい方はbitflyerのSFDのサイトを見て下さいね。
G20サミットでの議題で仮想通貨規制が上がっている
2018年4月に行われる主要国が集まるG20で仮想通貨規制に関する議論がされることが明らかとなっています。これはフランス財務大臣からの提案です。この議論の結果次第では、世界的規模の強い規制(取引禁止など)もしくは法整備の統一化が図られる可能性も出て来ます。もし、世界規模で取引が禁止されれば恐らく仮想通貨は無価値に近くなるほど値を落とすこととなるでしょう。逆に法整備の統一化となれば世界的に仮想通貨が一定条件のもと認められることとなるので大きく飛躍する可能性もあります。こればかりはその時になってみないとどちらに転ぶかは分からないので、余剰資金で運用することが求められますね。
Bitconnectが取引所閉鎖
これは暴落には直接の関係性はないようにも思われますが・・・アメリカのBitconnectが州の規制により取引所の閉鎖と貸付業務の停止を余儀なくされました。この取引所が発行していた仮想通貨のBCCは95%以上の下落を記録しています。最高値が3万円以上でしたが650円付近まで下落、その後は2,000円台付近をうろついています。取引所発行の仮想通貨については、こういった取引所閉鎖によるリスクもあるのでBinanceのBNBやKucoinのKCSなども注意が必要ですね。(大丈夫だとは思いますが^^)
大口による思惑
毎年、恒例行事の如く1月上旬過ぎから中旬頃にかけて大暴落が起きています。2015年は1月13日14日かけて、2016年は1月15日16日、2017年は1月11日12日、そして2018年は1月16日17日、これ怖くないですか?毎年同じ時期に必ず大暴落が起きているんですよ。
ちなみに、1月15日はアメリカのニューヨークにあるウォール街のボーナス支給日となっているそうですね。意図して暴落させられているのかは定かではありませんが、怖い話です。
1月の暴落後には毎年春に向けて大きく値を上げる傾向にあるというのも特徴のひとつですので、これからの値動きに注目しましょう。
狼狽売りしてしまった方
人間は心理的に下落傾向になると更に下がるのではないか?これは無価値になってしまうのではないか?と思ってしまい下落局面で売ってしまうことが多いと思います。もし、今回の大暴落で売ってしまった方は学びましょう。過去のチャートを見ればパッと見は右肩上がりに見えても年に数回30%から50%ほどの大暴落が起きているのです。軽い気持ちで仮想通貨を購入してしまうと手放すのも早くなってしまうので、仮想通貨に付いていかに革新的なことなのかを勉強しましょうね!
ちなみに、この大暴落でイズムは国内取引所ではビットコイン、イーサリアム、リップル、ネム、ビットコインキャッシュ、モナを追加で購入。国外の取引所では、Coinexchangeでxpという仮想通貨を買い増ししました。こちらのxpは今後期待出来ますので、少々購入までの難易度は高いですが少額購入しておいても良いかも^^
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