四方木不動滝は、房総半島の滝の中でも総合的な素晴らしさで言うと1位か2位くらいなんじゃないだろうかと、イズム個人的には思う滝です。この滝の特徴は、存在を主張するかの如く聳え立つ美しい岩壁、透明度の高い澄んだ水に吸い込まれそうになってしまう滝壺、そして自然が溢れ開放的な空間になります。正に自然そのものと言える滝ですね。また、この滝には雄滝と雌滝が存在していて大きな目立つ滝が雄滝でその傍らに小さく水量も少ない滝が雌滝になります。
歩く距離は短いのですが、駐車場までの道のりが少々怖いのでまずは道のりからお話しして行きますね。
県道81号線から細道を入って行くのですが、海側(安房天津駅方面)から来ると右折、山側(養老渓谷方面)から来ると左折となります。案内板がありますのですぐに分かると思います。
こちらの道を入って行きますが、ここからどんどん狭くなってきます。
細道を入って振り返るとこんな感じです。「道幅狭し!交互通行不可」「不動滝へ行かれるお客様へ」など注意書きがあるのが分かると思います。また、ハイキングマップもありますので、写真に撮っておいて参考にしても良いですね。
細道を入っても不動滝はこっちと道案内が書いてありますので、迷うことはないと思います。
ここも別れ道ですが、右へと誘導する看板がありますので、見落とさないようにしましょう。ここから先が山道になってきますので一気に狭くなってきます。
こんな感じの山道です。道路自体は舗装されていますので、タイヤがハマってしまったりということはないと思いますが、車が1台ギリギリで対向車が来ると少し広くなったところまでフルバックしないとならなくなります。ただ、平日だと人はほぼ来ないので大丈夫かと^^土日祝に行かれる方は注意して下さいね。ここまでの説明で厳しいなと判断された方は、県道81号から少し入ったところに四方木ふれあい館がありますので、そちらに駐車しましょう。そこから滝まで歩いて20分ほどです。
突き当りには車が数台停めることが可能な駐車場があります。
上段、下段の2か所ありますので、充分なスペースがありますね。
滝への入口前には瀧観不動明王がありますので、ご挨拶してから行きましょう。
地元の方々が大切にしている場所だと言うことが分かりますね^^とても綺麗に管理されています。
進むと枕木をふんだんに使った道や
階段がありますので、滝へと下りていきます。この辺りはもみじなども多く紅葉の季節にはとても綺麗な紅葉が見れるそうですよ。イズムも機会があればその季節に行ってみようと思います。
こちらは休憩スペースでしょうか。右下に滝が見えますね。こちらが四方木不動滝の雄滝です。
ぽっかりと開いた木々の隙間から見える光景は何とも言えない素晴らしさです。水がとても澄んでいるので底まで見えそうな滝壺。
更に階段を下って行くと(こちらの階段は狭く急で少し斜めになっている箇所もあります。バランスを崩しそうになるので注意して下さいね。)
滝見スペースがあります。観瀑台と言うそうですね。こちらも枕木を使って造られていて周りの自然とマッチしています。
滝の前から観瀑台を見上げると上の観瀑台との落差が大きいのが分かりますね。
観瀑台からの眺める滝も素晴らしいです。紅葉の時期はもっと綺麗だと言うことが想像できます^^
滝の真下から上を見上げると水の勢いが伝わってきます。ここまで来ると滝から噴き出てくる風を体いっぱいに感じることができますよ!現地でマイナスイオンを感じて下さいね。
こちらが左奥にある雌滝です。雄滝に比べると水量は少ないですが、夫婦滝と言われるだけあり寄り添っているようにも見えます^^
この滝壺は結構深そうですね。水が澄んでいるのでまじかまで行くと深いところまで見えます。
周りを見渡すと岩壁に囲まれており、ぽっかりと開いた穴や谷に落ちたかの様な気分にさせられます。
駐車場からの道のりは決して長くはなく徒歩5~6分ほどですが、帰りは登り続きなので結構きつかったですね^^;
こちらは駐車場からのハイキングコースです。熊野神社を経由して県道81号線に出ることが出来るので、お時間ある方は下の四方木ふれあい館に駐車して帰りはこちらのコースを通って下るのも良いかも知れませんね。
イズムは数回こちらの四方木不動滝を訪れていますが、滝で人と会ったのは1度のみなので、普段から訪れる人は少ないのだと思います。こんなに素晴らしい滝なのになぜこんなに人がいないのだろう?と思ってしまうほどです。メジャーな観光地(粟又の滝等)で人ごみに紛れて観光するのは嫌!という方はこちらの四方木不動滝を訪れてみてはいかがでしょうか?多くの場合は貸し切り状態ですよ^^
千葉県鴨川市四方木
もっと気軽に滝を見たい!という方は、こちらの金神の滝がお勧めです。こちらの滝は駐車場も日帰り温泉施設の駐車場を使うことが出来るので、狭い道も通ることなく整備された遊歩道を通って滝まで行くことが出来ます。
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