館山海軍航空隊の軍事施設として使われていた地下壕を見ることが出来る珍しい施設です。子供の体験として学びとして訪れる価値はあると思いました。
訪れたのは、千葉県民の日でアロハガーデンたてやまに行ったついでに行って来ました。場所は豊津ホールという市の施設の裏側ですが、この豊津ホールで受付を行います。
入口を入ってすぐのところに受付がありますので、地下壕に入る全員の名前を書きましょう。
料金は大人1人200円、小中高校生100円、幼児は無料です。ちなみに、千葉県民の日は無料でした。受付を済ませると紙帽子とヘルメットを渡されるので被ったら出発です!懐中電灯が欲しい方は言えば貸して貰るようですが、そこまで必要はないと思います。
豊津ホールを出て右に行くと赤山地下壕跡の入口があります。
山の中ですね。と言うか山の下にトンネルがあり、それが地下壕になります。
網の目の様になっているのが地下壕で黄色い線が公開されているエリアです。公開されているのはほんの一部だという事が分かりますね。
入口はこの様な物々しい雰囲気。
中に入っても物々しい雰囲気でした^^;中に入るとひんやりとしているので、夏に訪れても良いかと思います。
こんな狭い通路を抜けて行き、中には天井が低くなっている部分もあるのでヘルメットは必須ですね。
斜めに入った線が分かりますか?最初はライトが当たっているラインかな~と思っていたのですが、奥さんから「これ地層だね。」と言われよくよく見ると見事な地層。
この地層はいたるところにあり(当たり前か^^;)とても綺麗で神秘的ですよ。
中にはこの様に立入禁止となっている区画もあるので、入らない様にしましょう。本当に危険そうです^^;
地下壕に入ってすぐは物々しい雰囲気だな、と思っていましたが中に進むほど、人間の力の強さと地球の偉大さを感じました^^
折り返し地点では外が少しだけ見えます。
こちらは少尉クラスの部屋で御真影(天皇の写真)が四角く切り取られた枠に入れられていたそうです。
戦争中には発電所や病院、戦闘指揮所など色々な用途で使われていたようですが、戦後は放置され昭和30年くらいからはキノコ栽培で使われていたそうで、その時に設置されたお風呂なのだとか。
ちなみに、この赤山地下壕は手掘りだったのか、どこの壁や天井を見てもツルハシの跡がありました。これだけ大きな地下壕を手で掘ってしまうとは、この時代の人たちは凄いですね。
戦争という悲惨な出来事があったから出来た、この赤山地下壕ですが、その当時の人たちの姿を思い浮かべながら見学してみると良いと思いますよ。子供にも冒険気分を感じさせながら戦争の悲惨さを伝える良い機会にもなるかと。地下壕の中はとても暗いですが、ところどころにライトが設置してありますので、子供も怖がることはないと思います。イズムの子供も楽しそうに一人でグングン進んでいました^^
壕の中で過ごす時間は15分程度ですが、良い体験になると思いますので、館山に行った際には是非よってみて下さいね。
赤山地下壕跡
- 千葉県館山市宮城192-2
- TEL:0470-24-1911
- 開壕時間:9時30分~16時
- 休壕日:毎月第三火曜日(第三火曜日が休日の場合は翌日が休壕日)
- 年末年始の12月29日~1月3日
- 選挙行事日
地図上の矢印の左横にある豊津ホールが受付です。
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