多くの投資評論家や有識者が仮想通貨はバブル、そして崩壊すると発言していますが、ゴールドマンサックスの資産運用レポートの中で仮想通貨は過去にあった全ての投機バブルをも凌駕するほどの上昇率があり既に危険水域だと伝えています。分かりやすく言うと、仮想通貨が上昇しているチャートとチューリップバブルや株式バブルのチャートを見比べると過去にあった投機バブルは平たんに見えてしまうということですね^^;
これを聞いてあなたはどうでしょうか?現在の仮想通貨はバブルなのでしょうか?
市場規模で見てみる
冷静に現在の仮想通貨の状況を考えてみましょう。まず、市場規模は60兆円ほどになっていますが、株式の市場規模はと言うと全世界で言うと6000兆円です。仮想通貨の市場規模は株式の市場規模と比べると100分の一ということになります。確かに2017年初頭は2兆円弱だったものが60兆円になっているので、仮想通貨市場は急成長しているということは否めません。しかし、上昇率では過去のどのバブルよりも高いということですが、市場規模だけで見るとまだまだ小さいということが分かりますね。
アメリカの投資家が注目している
これから仮想通貨市場が更に上昇をするには何が必要でしょうか?お金です^^更なる新規参入者が現れて法定通貨を仮想通貨に換えることが必要になります。そこで今期待されているのがアメリカのウォール街の投資家たちです。株式市場も仮想通貨と同じように上昇を続けていますが、価格変動率が小さくなってきており上昇相場にも関わらず思ったほど利益を出せていないようで、更に価格変動率が高い仮想通貨市場が注目されつつあるようです。注目されつつあると書いていますが、実はイズムは既にこの下げ相場の中でアメリカの投資家たちは買い進めているのではないか?と思っています^^ちなみに、シカゴの先物期限が1月26日に期限を迎えるので、その後に上昇へ転じるのではないかと予測しています。
NASDAQでの前向きな動き
1月17日にナスダックでブロックチェーンETFが上場しました。このブロックチェーンETFはブロックチェーンベースの企業にだけ投資するとのことです。また、ナスダックのCEOが「ビットコイン先物取引を扱うかどうか、どのタイミングで上場させるかについては前向きに検討している」と発言をしています。2017年12月にCMEとCBOEでビットコイン先物が上場しましたが、その時は上場後に一気に仮想通貨市場へ資金が流入し約1ヶ月で市場規模を3倍にまで膨張させました。もし、ナスダックが先物を上場させることがあれば市場へ大きな影響を与えることは目に見えていますね。
実はまだバブルに足をかけただけの状態ではないのか
前述したようなことを考慮すると、実はまだバブルの入口に差し掛かっただけの状態なのではないか?と推測できます。確かにたったこれだけの情報で判断することはできませんが、イズムの個人的な意見としては、市場規模が小さ過ぎる、機関投資家がこれから参入する(既に参入している)可能性がある、金融業界からも金融商品としての参入が見込まれるということから、まだまだ上昇をする余地は充分にあるのではないかと思っています。
株式市場にETFが入った時は、上場後3年間は上昇を続け失速しました。仮想通貨市場には昨年上場したばかりですので、少なくとも2018年は不安定ながら上下を繰り返しながら上昇するのではないかと^^
ただし、国家レベルでの規制や禁止といったバッドニュースもありますので、注意が必要なのは変わりないでしょう。長期投資と考えているのであればこういったバッドニュース時での暴落は買いですが、将来のことは誰にも分からないので悪しからず。
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