柏市にある築40年ほどの戸建をバージョンアップしましたので、ビフォーアフターの写真を掲載します。
この戸建は、既に5年前にリノベーションされており、基本的には綺麗なのですが室内のデザインは至って普通というか万人受けするモノでしたので、大掛かりなリフォームではなくバージョンアップという形で施工致しました。
外装のバージョンアップ
まず外装から。
庭はブロック塀で囲まれており圧迫感がありました。
ブロック塀を取り払い駐車場へ。
塀を無くすことで開放感が生まれ、駐車場の確保もすることが出来るようになりました。囲いがない分防犯性は落ちますが、車を置くことである程度は払拭できるかと。
もう一度、こちらはブロック塀ありです。
そして、こちらがブロック塀を撤去した後の写真になります。
余裕がある状態で駐車することも出来そうですね。防犯の為に施してあったブロック塀ですが、圧迫感を感じるなどデメリットも多かったので、取り払うことで開放感が得られ駐車場としての使用用途も得ることが出来ました。
次に内装です。
内装のバージョンアップ
室内も5年前にリノベーション済みということもあり、新しい建具で清潔感がありましたが、あまりにも一般的過ぎる室内だったので、アクセントを少し付けてみました。
玄関入って左側に落ち着いた柄のアクセントクロスを施すことで、メリハリのある玄関となりました。
リビングのリフォーム前の写真になります。
基本的にキレイなのですることはないのですが、左側の壁面のみ汚れが目立っていたので壁紙を貼り替えることにしました。
正面から見るとこんな感じで汚れています。
こういった広い面にちょこちょこと汚れがあると目立つので、内見時に入居希望者からは敬遠される原因となりやすいです。
室内の統一感を持たせるために玄関と同じアクセントクロスを使用。
明るいお部屋にシックな感じで落ち着いた雰囲気になりました。
一面だけ違う濃い目のクロスでアクセントになり、汚れもなくなり内見者が室内に入った時の印象が大きく違ってくるはずです。
ちょっと小さいお部屋の和室3帖です。
ここは単純に畳の表替え。
ですが、縁は黒にしてビシッと締りある和室にしてみました。畳は人工の畳を利用して、日焼けし難くダニなどの心配もほぼありませんが、見た目や触り心地は自然のものと遜色ありません。最近流行りの置き畳に良く使われている素材ですね。
次に水回りです。
トイレはウォシュレットなどが設置されておりいい感じですが、床のみ汚れが目立ったので貼り替え。
落ち着いた雰囲気が出るウォールナットをチョイスしました。
水回りですので、水が垂れても問題がないクッションフロアで対応しています。
洗面所は壁クロスに破れがあったのとトイレと同じ床の汚れがあったので、その2点のみ貼り替えです。
ここも折角なのでリビングや玄関と同じアクセントクロスを使用し、床はトイレと同じウォールナットのクッションフロアを施行。
シャンプードレッサー付きの独立洗面台やウォシュレットなど設備が元々充実しているので、部分的なクロスや床を貼り替えるだけで大きくイメージアップすることが出来ました。
2階には続き間になった2部屋の和室(4.5帖と8帖)がありましたが使い勝手が悪いので、部屋同士を壁でセパレートし4.5帖は和室のまま8帖は洋室に変更しました。
畳は縁なしの半畳畳を使用しモダンな和室を意識し窓側のクロスには500番台のクロスですが濃い目のモノを施工。
こちらの和室8帖は洋室へ変更します。
4.5帖と繋がっていたところは壁を造作します。
床にはフロアタイルのウォールナットを使用しました。
1階の水回りにもウォールナットを使いましたが、やはりクッションフロアとフロアタイルでは、断然フロアタイルの方が高級感が出ますね。大人びた雰囲気の洋室に仕上がりました。ちなみに、写真は巾木を取り付ける前の写真になります。
既にリノベーション済みの築古戸建でしたので、リフォーム作業は完全に汚れている箇所の貼り替えとちょっとした間取り変更となりましたが、リフォーム前と後では大きくイメージを変えることが出来ました。
リフォーム後は利回りアップは言うまでもありませんが、入居者も2週間ほどで見つかり契約に至りました。
低予算でガラッと雰囲気やイメージを変えることで、住みたいと思える賃貸物件に変貌させることは可能ですので、是非投資家の大家さん地主の大家さんは挑戦してみてはいかがでしょうか。
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