御宿の未開の地へ足を踏み入れたような錯覚に陥る岩和田林道

岩和田林道

御宿町と言えば海と砂浜をイメージする方は多いと思いますが、御宿には山や森も多くあり、その中には人が立ち入れないような鬱蒼と木々が生い茂るエリアが多くあるのです。そのような森の中を散策出来るように御宿町にあるおんじゅくDE元気という特定非営利活動法人が昔使われていた林道などを再整備したおんじゅくトレイルというコースがあります。

その中でも、ひと際人の侵入を拒むかのようにぬかるんだ湿地帯を抜ける岩和田林道というルートがあるのですが、そこは山の中でありながら砂地から始まり湿地帯を通り、笹のトンネルを抜け、森の中を進み、素掘りトンネルを抜けるという一風変わったコースです。冒険が好きな方にはたまらないコースであることは間違いありません。

岩和田林道は、住宅地からは少し離れた場所に入口があり、かなり分かりづらいので以下の地図を参考にして下さい。住宅地方面から行くとサンドスキー場跡を越えた先の左カーブ右手、国道128号方面から行くと御宿海水浴場近道の看板がある道を入りカラオケ店を過ぎた先の右カーブ左手にあります。(もちろん反対側の出口〔入口〕からもスタート出来ます。)

岩和田林道

 

こういったコースを紹介する看板がありますので、こちらを目印にして下さい。これは道路沿いからも見えます。D1からD7までのチェックポイントをたどって行きます。今回の入口はD7からのスタートです。

岩和田林道

こちらが入口から住宅地方面を見た道路です。

岩和田林道

こちらが国道側を見た道路になります。特に目印になるようなものは何もないので、行かれる方はこの画を覚えておきましょう。

岩和田林道

入口には、このような杖も用意されています。使い終わったら元に戻して下さいね^^

岩和田林道

こちらが入口の坂。いきなり滑りやすいので気を付けましょう。

岩和田林道

基本的には、この小さな小川沿いを進むことになります。橋は簡易的な板を渡したものです。

岩和田林道

中に入ると動物の足跡が。ここには猪やキョンなどが生息しています。ちなみに、イズムたちが行った時には小さめの猪が前を横切って行きました^^;動物を見かけたとしても危ないので近寄らないようにしましょう。

岩和田林道

最初は、このような川沿いを歩いて行きます。

岩和田林道

時折、小川には小さな滝がありますので、その音を聞きながら散策を楽しみましょう。

岩和田林道

そして、湿地帯ということもあり雨が降っていなくても、山道がぬかるんでいることが多々ありますので、ブーツを履いて行った方が良いですね。

岩和田林道

歩くこと数分、小屋らしきものが見えて来ました。倉庫として使われていそうです。

岩和田林道

小屋の横の階段を通り山道を進みます。

岩和田林道

このような小さな橋がいくつかあります

岩和田林道

ちょろちょろと水が流れる音を聞きながら散策を続けます。この辺りで猪がイズムたちの前方を横切りました。

岩和田林道

笹のトンネル。自然と笹が伸びて出来たんでしょうね。中に入ると風に揺られた笹がカサカサと音を立てていました。

岩和田林道

キノコが生えた橋^^

岩和田林道

こんなものを見つけました^^動物のフン。この他にも多くのフンや足跡がありましたよ。

岩和田林道

笹に囲まれた山道は自然を満喫することができますよ!何だか吸い込まれてしまうようなトンネルです。

岩和田林道

こちらも凄い勢いで伸びた笹の真横を通ります。生命力みなぎるコースです。

岩和田林道

ふと左を見ると杉の木でしょうか。昔植林されたのか綺麗に並んでいるようにも見えます。間伐などして管理されてきたのかも知れませんね。ちなみに、この辺に来ると携帯電話の電波は入りません。ですから、訪問する時はなるべく2人以上が良いでしょう。

岩和田林道

D5のチェックポイントに着きました。D6は見過ごしたようです^^;ちなみに、ここまでの所要時間は15分程。

岩和田林道

ここで分かれ道になっており、真っ直ぐ行くと廃道となった林道岩和田線に出ます。

岩和田林道

車は通れないようになっています。

岩和田林道

左に行くとトレイルコースです。しかし、道標はD4は真っ直ぐ方面を指しているので、イズムたちもここで少し慌てました。時間の経過とともに杭の角度が変わってしまったのでしょうか^^;ここは左手の林道を進みます。

岩和田林道

ゴツゴツとした山道を進むとトンネルが出て来ました。この辺りは木や石が多いので足をくじかないよう注意が必要です。

岩和田林道

表側の見た目は綺麗ですが、中に入ると素掘りトンネルです。

岩和田林道

表側だけブロックを積んだんでしょうか。

岩和田林道

中は真っ暗で足元は何も見えません。敢えてライトは使わずに進みました^^

岩和田林道

トンネルを抜けると少し林道が狭まったように感じます。

岩和田林道

林道には時折このように木が倒れこんで来ています。

岩和田林道

暗くて分かりづらいかも知れませんが、結構な巨木が倒れていますね。倒れた木には色んな蔦や草が絡みついています。

岩和田林道

D4のチェックポイントに着きました。

岩和田林道

こちらでは、笹の生い茂る奥に小さな小屋が廃屋になっています。昔はこの辺りの田んぼや畑で作業していた人たちが使っていたのでしょうか。

岩和田林道

こちらの倒木は、さすがに通りづらかったのか木はぶった切られていました。

岩和田林道

右手には湿地帯が広がります。

岩和田林道

更に進むとまた廃屋が。

岩和田林道

こちらの小屋は屋根も崩れ落ちて危険です。中には絶対に入らないようにしましょう。休憩所的なことが書いてあったので、昔は人が良く通っていたのでしょうか。

岩和田林道

階段の下に次のチェックポイントを発見!

岩和田林道

D3なので、後少しでしょうか。

岩和田林道

何やら木々のトンネルの向こうに巨木が倒れているのが見えます。

岩和田林道

こんな大きな木が倒れてしまうなんて、自然の力は凄いですね。木の下をくぐって進みます。

岩和田林道

小さな滝を発見。この辺りは、岩が多いのが分かります。

岩和田林道

この丸太の橋を渡ればゴールは目の前です^^

岩和田林道

綺麗な川が流れています。この丸太橋は長く下まで高さがあるのでちょっと怖く感じるかも知れません。

岩和田林道

D2のチェックポイントです。

岩和田林道

畑が見えて来ました。後はこの畑沿いを進むだけ。ちなみに、畑に張り巡らされている紐は電気柵になるので、絶対に触らないようにしましょう。

岩和田林道

D2からD1までは歩いてすぐでした^^;

岩和田林道

ゴール!!ここまで来るのにスタート地点から50分ほどかかりました。

岩和田林道

振り返るとこんな森の入口です。

岩和田林道

こちら側からもスタートすることは出来ますよ^^

岩和田林道

右手に進むと山の中に入って行く道路です。

岩和田林道

左手に行くと国道に出ます。スタート地点に戻るには来た道を戻るか、この道路を左に行き国道まで出るルートの2パターンになります。

岩和田林道

イズムたちは、道路を選択。数百メートル進むと信号がありますので、ここを左折。この信号のはす向かいにはおいけという食堂があるので、休憩としてランチなどいただいても良いかも知れませんね。

岩和田林道

更に数百メートル進むとトンネルの手前に左に入れる道があるので、ここを左折。御宿海水浴場近道という黄色い看板が目立ちますので分かると思います。

岩和田林道

更に数百メートル進むとスタート地点に戻ってきます。ゴール地点から道路を通ってスタート地点までは歩いて30分程でした。

岩和田林道

グルっと1週で1時間20分~30分と言ったところでしょうか。あくまでも大人の足でということですので、子供は更に時間がかかると思います。ですので、子供がいる場合は、車が2台あるのであればゴール地点に先に1台車を置き、スタート地点に戻り、スタートした方が良いでしょう。お弁当を持って1日かけて楽しむというのもありですね。

また、崖沿いを通ったりぬかるんだ山道を通るので、それ相応のご準備を忘れずに^^靴が濡れたり汚れたりするのが嫌な方はブーツは必須です。

イズムは、この岩和田林道コースは、冒険という言葉がしっくりくるルートだと思います。正に未開の地に足を踏み入れたかのような錯覚に陥ってしまうこと間違いなし!?

 

岩和田林道は、冒頭でお話ししたようにおんじゅくDE元気の方が整備されておりますが、整備しきれていない時期もあります。整備されていない時はコース上に草が生えてしまいルートが分からなくなってしまっていることがありますので、訪れる際には十分注意して下さい。

岩和田林道

住所がなく地図表示できないので、冒頭と同じ地図を貼り付けておきます。

岩和田林道

 

   

お勧め記事

関連記事

  1. 国吉駅もちつき大会

    無料で振る舞われる国吉駅のもちつき大会

  2. 田舎に移住して2年で感じたこと。

  3. ファンタジーキッズリゾートに最も安く入場する方法。割引やクーポン(無料)全ての情報を網羅!

  4. 麻綿原高原のアジサイ寺(妙法生寺)

    麻綿原高原のアジサイ寺(妙法生寺)は普通のお寺とは違う体験が出来る

  5. 二拠点生活(デュアルライフ)

    二拠点生活(デュアルライフ)の真実。実際にかかった費用も公開してます。

  6. アースツリーカフェ

    アースツリーカフェは子連れに優しい!木の温もりや素材本来の味を堪能できる自然派レストラン

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

当サイトの外部へのリンクは企業広告を利用しています



筆者

著者イズム

房総ismの記事は全てイズムが執筆しております。房総半島の御宿町へ2017年に移住、移住後にイズムが体験したお金や地域の生の声を記事にしています!

>>イズムのプロフィール

 

イズムは不動産業界歴17年、会社経営12年、戸建投資歴5年になります。

イベント投稿

無料で房総半島のイベントを告知出来ます。

>>イベント投稿フォーム

目的から探す

  1. シロアリ駆除

    シロアリの駆除をDIYでやってみたら注意点が多かったので共有します

    2023.09.15

  2. Rango Exchange

    異なるチェーン間のSWAPが可能なRango Exchangeの使い方と注意点

    2022.02.16

  3. 保険金支払い割合

    ペット保険のおすすめやランキングを信用してはいけない【自分で考…

    2020.07.06

  4. ラバーカップを使わないトイレつまり解消法

    【簡単】素人がトイレのつまりを直した方法。ラバーカップ(スッポ…

    2019.12.12

  5. 筒森もみじ谷の見どころ

    筒森もみじ谷の紅葉を見て来ました。【養老渓谷すぐそばの穴場】

    2019.12.06