リフォーム中の千葉県にある戸建の洗面台をDIYリフォームしてみましたので、そのリフォーム工程です。やることとしては簡単で、洗面台の扉を交換するのではなく表層にシートを貼り、手洗い水栓を洗髪可能なシャワー水栓に交換するだけです。これだけで見た目や機能は新品同様になり、普通の昔からある洗面台が今どきのシャンプードレッサーに変わり、入居者にも満足してもらえると思います。
用意するもの
使う道具は以下の様になります。
水栓交換に必要なもの
- 2ホールの水栓に使用できるシングルシャワー混合水栓(1万から2万)
- マイナスドライバー
- モンキーレンチ
- ナットに手が届かない場合は専用レンチ
扉のシート貼りに必要なもの
- リアテックシート(ダイノックシート等)(数千円)
- ドライバー
- ハサミ
- カーターナイフ
ほとんどが家庭にも普通にある工具です。水栓本体やシートなどは、ネットでも購入できますしホームセンターなどでも購入可能です。
新品のシャンプードレッサーを購入して取り付けると5万円から8万円くらいはしますが、このDIYでは1万数千円から2万円程度でリフォームすることが可能になります。
ツーホール水栓をシングルシャワー水栓に交換
元々付いている洗面台は見た通り昔からある普通の洗面台です。お湯とお水が出るようになってはいますが、ここで洗髪をしたりシャワーのようにホースを引き出し縁周りなどを掃除することはできません。
ちなみに、細かい工程はいろいろなサイトに掲載されていますので、工程は大まかにして、交換する際に気になった点やDIY前と後との差に付いてお話しをしたいと思います。
水栓の交換は、作業をする前に止水栓で水の流れを止め、洗面台の下に潜り込みナットを外し水栓を取り外し、新しく購入したシャワー水栓と入れ替えます。止水栓だけでは心配な場合は、室外にある元栓を締めるようにしましょう。ちなみに、現在は左の穴にお湯、右の穴に水が来ていますが、交換するシャワー水栓は左に蛇口で右にハンドルレバーが来ることになります。作業自体は素人でも1時間程度でできるはずです。完成写真は記事の最下部に掲載しています。
洗面台の扉に木目調のシート貼り
次に下の2枚の扉を取り外し、シートを貼って行きます。扉はネジが数本付いているだけですので、ドライバーで難なく取り外し可能です。
扉を取り外したら取っ手部分を取り外します。この際に取っ手が古ければ新しいものに交換しても良いですね。取っ手の購入時にはピッチ(穴と穴の間のサイズ)に気を付けましょう。今回はこのままの取っ手で行きます。
表面に貼るシートはいろいろなメーカーから出ていますので、気に入った柄があるものを選べば良いと思います。今回は、サンゲツのリアテックで濃い茶色の木目調です。
扉のサイズのひと回り大きいサイズにシートを切り抜き(切り分け)用意します。シートによっては上下が決められているものもありますので、シートの裏側を見て上(UP)と書いている方を上にしましょう。今回は、下面は貼らないので表面の一番下にシートを合わせて裏面のカバーを数センチ外して、慎重に貼り合わせて行きます。
中から外に空気を抜くように押さえつけながら貼り合わせて行き、徐々に裏のカバーを外し接着面を多くして行きます。少し位は空気が入ったとしてもグイッと押し付けててシールを張り付けてしまえば大丈夫です。大きな空気が入ってしまった場合は、徐々に端っこへ空気を移動させていき、角で外に抜き出します。
一通り貼り終われば両サイドと上面が浮いている状態になりますので、角(エッジ)を抑えながら真ん中から貼り付けて行きます。なお、角っこのシートが被る部分は2ヵ所にハサミを入れサイズに合わてカットしましょう。サイドや上面は表面よりも貼るのが難しいので慎重に貼っていって下さい。焦らず少しづつ貼って行けば問題なく貼れるはずです。
全てのシートが貼り終わったら、無駄にはみ出た部分をカッターナイフでカットして終わりです。カッターで切る時は、カッターの腹を扉に平行に押し付けてそれに沿ってずらして行けばシートは自然と切り取られて行きます。最後に取っ手を付けてシート貼りの作業は終了です。
最後に洗面台へ元あったように取り付ければすべて終了です。
ただの古めかしい洗面台が、新品とまでは行きませんが新品に近いようによみがえりました。
水栓とシート交換の完成後。
全ての工程で1時間40分ほどで終了しますので、少しの時間を割くことでDIYリフォームが簡単にできてしまいます。誰にでもできる工程ですから、挑戦してみてはどうでしょうか。
古いものを壊して新しいものに変えるという風習は日本に根付いていますが、古いものを活かして新しく変化させるということも今後は取り入れて行くべきですね。物が溢れている日本だからこそ、古き良き時代の物を活かす精神が空き家活用にも繋がるのかなと思っています。
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