久しぶりのDIYネタです^^もうすぐ11月ということもあり温暖だと言われる房総半島も朝一の冷え込みは少し身に染みるようになって来ました。そこで朝一だけでも暖房を使おうかなとストーブを出そうとしたのですが、我が家には今年産まれたばかりの赤ちゃんがいるので、ストーブをそのまま使ってしまうと赤ちゃんが火傷を負ってしまいます。
ネット上でも色々とストーブガードを探してみたものの気に入るようなデザインのものはありませんでした。木製の良さそうだな~と思うものは数万円と手が出ない金額・・・
上記のようにストーブガードで検索をすると色々と出て来ますが、ほとんどが見た目上あまりよろしくありません^^;木製の良いものは数万円と値がはり手が出ないという何とも歯がゆい状況です。
ということで、イズムが作ってしまうことにしました。特に設計図などは作らず頭の中で形のイメージを作り、その場その場で木の長さなどは計算しながら作り上げて行きました。
簡単に動画でもまとめていますので、良かったらご覧下さい。
ストーブガードの作り方
イズムが自分で作った時の写真を基に記事に落とし込んでいますので、ご参考になれば幸いです^^
設置する場所がここ。
今回使う材料は2×2の1820mmを6本、10mmの丸棒を16本です。近くのホームセンターへ買い出しに行き、お会計は3,000円ちょっとでした。
ネットでも木材は売っていますが、送料なども含めると基本割高になってしまうので近くのホームセンターへ行って購入しましょう。
今回作ったストーブガード(柵)のサイズですが、高さが700mmで幅が980mmと940mmの2タイプとなっています。部材の詳細サイズは記事の中で解説しながら記載してありますのでご確認下さい。
部材のカット
木材を必要な長さに切り整えて行きます。
2×2の木材は、外枠に使うので、980mm2本、620mm2本、これが1セットで、940mm2本、620mm2本、これがもう1セットになります。
丸棒も必要な長さに切り落として行きましょう。
丸棒の長さはすべて650mmです。
これで必要な部材が揃いました。
2×2は、980mmを2本、940mmを2本、620mmを4本、丸棒は、すべて650mmとなります。
穴あけ
次に丸棒を差し込む穴を980mmと940mmの木材に100mm間隔で開けて行きます。木材の真ん中に線を引き、その上に穴を変える位置に印しを付けて行きます。
穴あけはこちらのブラックアンドデッカーに10mmドリルを装着して行いました。
イズムが愛用しているブラックアンドデッカーは、DIYレベルの物であれば何にでも使えるマルチツールで、電動ドライバーや丸ノコ、電動ヤスリ、電動空気入れ、草刈り機、電動ノコギリなど、ヘッドを変えるだけで色んな工具へと変身してくれます。
開ける穴の深さは15mmです。穴の深さが均一になるようにドリルにテープを巻いて印にしました。
テープの位置までドリルが木材に入ったら完了です。
後はひたすら同じ要領で淡々と穴を開けて行きます。
穴が全て開け終わりました。2ヶ所ほど間違えて開けてしまいましたが、後で埋めれば問題ありません。
最終的にはこんな感じに埋めました。
ヤスリ掛けと塗装
基本的に買ってきたままの木材は表面がケバケバの場合が多いので、室内で使う物や子供が触る物を作る時にはヤスリをかけて表面を滑らかにしてあげましょう。プロの様に粗いヤスリから始めて徐々に細かいヤスリにという完璧な工程は踏まなくても良いと思います。あくまでもDIYですので、80番くらいの粗目のヤスリをかけて、400番→1000番くらいで良いですね。
こちらがヤスリをかけて滑らかにした表面です。まぁまぁ綺麗になっていて子供が触っても痛くないくらいにしておけば大丈夫です。
ヤスリもブラックアンドデッカーを使いました。手が疲れずヤスリをかけれるので良いですよ~^^
で、最終仕上げは手でかけてあげました。
こういったケバケバが危ないので
これくらいになるまで磨けばOKです。
次に塗装して行きます。前々から倉庫に眠っていた水性のウォルナット色を使いました。
丸棒も塗りましょう。
全部塗ったら乾かして完了。
もっと拘りたい方は2度塗り3度塗りすれば良いと思いますよ。今回は室内での使用ですので、1度塗りだけで終わらせました^^;
柵の組み立て
これで部材の準備が整いましたので、組み立てて行きたいと思います。
先ほど開けた穴に丸棒を指して行きます。
丸棒を指したら、奥まで確りと入るように当て木をしてハンマーで叩きましょう。
この様な状態になりますので
上から蓋をするように上の木材の穴にも同じように丸棒を入れて行きますが、少しコツが必要です。
この様に入ればOKです。で、両サイドの枠となる木材(620mm)を差し込んで
ネジで止めて行きますが、2本打つので念の為ドリルで下穴を開けてからネジを入れます。ちなみに、ネジ1本だと木材がクルクル回ってしまいますし、強度的にも少し弱いかなと思います。
後はドリルで開けた下穴にネジを入れて行けば良いだけです。下穴を開けることで木材の割れや欠けを防止出来ますよ。
これで1つ柵が完成しました!
同じ要領で2つ目の柵も組み立てましょう。ちなみに、柵を作る時に守らなければならないルールは丸棒は縦にして作るということです。横にして作ってしまうと梯子のように使われてしまい子供が足をかけて中に入ってしまう、もしくは中へ落ちてしまう可能性があるので注意しましょう。
次に柵と柵を繋ぎ合わせて行きますが、ネジで止めてしまうとストーブガードを使わない時期に邪魔になってしまうので、ネジを使わずに繋ぎ合わせて行きます。
一方の柵には正面に先ほどと同じように10mmドリルで穴を開けます。
そして、もう一方の柵には側面に穴を開けました。穴は両方とも同じ高さに開けます。
先ほど使った丸棒の残りを開けた穴の深さと同じ長さに切り、開けた穴に差し込み
もう一方の柵に開けた穴へ差し込みます。
軽く叩けばお互いの柵に丸棒が入り込みますので繋ぎ合わせ成功です。
これで基本的に完成にはなるのですが、これだと2面しか支えがないので押しの力にも引きの力にも弱い状態ですので、後ろ2面にも支えを付けてあげました。
壁側の支えを取り付け
4面共に支えられるように軽く支えを付けて行きます。
木材は2×2を使い、940mmと900mmと620mmの長さに切ってヤスリで磨き塗装しました。
こちらの木材も使わない時期のことを考えて丸棒で繋ぎ合わせて行きます。
それぞれ必要な個所へ穴を開けて行きます。柵側に開ける穴の位置は一番上だとネジが入りこんでいて開けることが出来ないので、一段下げて開けました。
そして、開けた穴の深さに応じて丸棒を切り差し込みます。
外で組み立ててしまうと家の中へ入れるのが困難になるので、ここまでの工程が終わった時点で家の設置する場所へ材料を運び
穴に差し込んで行きましょう。
組み立て終わったら完成です!
雰囲気を良くする為に柵の中側にはタイルを敷いてみました。ちなみに、薪ストーブではなく灯油ストーブですから底面に熱が伝わることはないので、タイルは耐熱じゃないものです。
ストーブガードを設置してみて気が付いたこと
ストーブガードが出来上がったので、早速ストーブを置いてみました。で、興味を示した子供が近づいて来て柵に寄りかかり遊んでいると子供が後ろに転ぶと同時に柵も浮き上がってしまいました^^;
柵の後ろ側には支えがあるので押しの力には強いのですが、後ろ側にある木材だけでは軽過ぎて引きの力に弱いという事が判明・・・
下の画像のように柵に2本ほど木材等を入れてストーブの重みで柵を支えるということも考えたのですが、支えきれなかった場合のことを考えると危険過ぎて採用には至りませんでした。もし、この様なもので倒れてしまうとストーブごと倒れるということですからね^^;
そこで取った策が柵に紐を通してピンと張った状態で支えてやるという方法です。微妙という方は後ろ側にも重い木材で確りと枠を作り重みを付けてあげれば良いと思います。
その他に施したのが、耐震マットを柵の下に取り付けるという方法です。
これが意外と強く大人の力でも思いっ切り動かさないと取れないので、子供の力なら大丈夫だと思われます。
紐と耐震マットのおかげで、子供がどんなに引っ張ってもビクともしなくなりました^^
夜には早速子供たちの遊び場になっていましたが^^;ストーブを付ければタオルもすぐに乾きそうです。
室内で使うものだったので、いつもよりも丁寧に作った為に作業時間は4時間ほどかかりましたが、充分満足行くものが出来上がりました。子供がある程度大きくなるまでの期間限定のものになるので、あまりお金はかけたくないと思っていて、価格が材料費3,000円程度と安く上がったのも嬉しいところです。柵同士や後ろ側の支えもネジは使っていないので暖かい時期になったら、バラして保管にも困らないかなと。
2018年11月4日追記
木製ストーブガードを作って1週間経ちました。寒さも厳しくなって来たのでストーブを朝と夜使うようになって来ましたが、子供たちはこのストーブガードの柵の前で毎日遊んでいます。先日、暖かさが気持ち良かったのか、気が付くと息子がこの柵の前で眠ってしまっていました^^ストーブと程よい距離で温まりながら遊べるので作って良かったと心から思っています。
ちなみに、この対流式の石油ストーブは昨年購入したものです。ランタン型でお洒落で気に入っており、小型の割にはパワーがあり古い建物の我が家でも家中をすぐに暖かくしてくれます^^
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