2018年1月~2月にかけて起こった仮想通貨の大暴落は、多くの投資家の資産を減らす結果となりました。基軸通貨であるビットコインの価格は200万円以上あったものが、2月上旬には60万円台にまで落ち込み、それにつられたアルトコインたちも軒並み下落、多くの仮想通貨が60%~90%の下落率となりました。その結果、多くの仮想通貨投資家たちの資産を目減りさせることになったのです。
しかし、ビットコイン長者と言われる数年前から仮想通貨へ投資を始めている人たちは、逆にこの大暴落で資産を増やしているというデータがBitinfocharts.comで公表されました。これは何を意味するのかは想像しか出来ませんが、事実として2017年12月時点でこの大富豪たちは多くのビットコインを売りに出し、2018年1月2月の大暴落時に買い戻しているということです。
この大富豪たちは、2017年に幾度も起きた暴落時にも同じような動きをしており、その度に資産を増やし続けているとのこと。まるで暴落するのを知っており事前に売却という準備をして、暴落が収まると同時に買い戻しを行い順当に資産を倍々化させて行く流れ作業のようです。
あるひとつのビットコインアドレスでは、2016年に9万円分の資産が入っていましたが、今年2018年には1500億円の資産にまで膨れ上がっているとの情報もあります。15億倍以上になっているということです。これはただ保有しているだけでは不可能ですので、適切な時期に売り適切な時期に買うということを繰り返して来たからこそ成せる業です。
こんなデータもあるようです。ビットコインアドレスの資産100位以内のビットコインの動きを見てみると2017年11月と12月に数千ビットコインを売りに出していたと。富裕層だけが知っている情報でもあるかのような動きですね。そこ頃、一般の人たちはビットコインを始め仮想通貨を買いあさっていたのです。この頃に仮想通貨を購入していた人たちの資産が上位100アドレスへ移ったとも言えるでしょう。これ笑えない話ですよ。多くの個人投資家たちがこの上位100アドレス所持者の養分にされてしまったようなものですからね。
多くのメディアでは、1000人が市場に出回っている4割のビットコインを保有していると言われていますが、正しくは1000アドレスのようです。多くのメディアが仮想通貨に付いて、まだ知識不足であり1アドレス1人という認識だったようですが、1人あたり複数のアドレスを持つことは当たり前ですよね。それがもし数億円規模にもなればリスク管理の為に敢えて複数のアドレスへ分散させることは当然でしょう。
ですから、もしかすると市場全体の4割を100人くらいの人(大富豪)たちが保有しているかも知れないということです。良く仮想通貨は「一部の富裕層により価格操作されている」、「富裕層たちは連絡を取り合い売却のタイミングを合わせている」と言われていますが、それは事実なのかどうかは未だに不明です。しかし、この大富豪たちの中の数人が一気にビットコインを売りに出せば当然ながら価格は暴落することは間違いありません。それにつられて多くの個人投資家が狼狽売りをしてしまい更に価格は下がりやがて大暴落へと繋がります。そして、この大富豪たちが一気に買い出せば価格も上昇することでしょう。
重要な点は買い戻しているということ
こういった価格操作があるというのは、誰の目からみてもあり得る話しだと言うことが分かりますね。仮想通貨へ投資をしていれば暴落を幾度となく経験することになりますが、その度に結局は再度上昇して元の価格に戻り、更に上昇して行く、これの繰り返しです。2017年は正に暴落と暴騰の繰り返しで、最終的には価格は上昇しました。暴落したと言われている現在のビットコイン価格は90万円台ですが、この価格は2017年11月に戻っただけとも捉えることが出来ます。まだ分かりませんが底値の60万円だとしても2017年10月の水準になっただけなのです。要は、数か月前の価格に戻る可能性はあるが、初期の数円や数万円という低水準にまでは至らないと言うことです。
話しが大分逸れてしまいましたが、イズムがこの記事で良いたかった事は、ビットコイン大富豪たちは売却したビットコインを買い戻していると言うことです。これが何を意味するのかは、数か月後に分かるかも知れませんね^^
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