オーストラリアへ息子が短期留学している41日間レンタカーを借りたのですが、実際に運転してみて気が付いたことや事前に知っていれば良かったな~と思えたことをお話ししたいと思います。
ここでは、実際に車で走っているシーンを基に説明していますが、イズムもオーストラリアでレンタカーを借りたのは2回目ですので、全ての情報が正しいとは限りません。
もし、間違っている情報があれば、ご指摘いただければ修正致しますので、ご協力お願い致します。
また、ここに書いてある情報を基に運転をして事故などに合われても責任は負いかねますので、ご自身の責任において安全運転を心がけましょう。
オーストラリアは、右ハンドル左側通行ですので、日本と基本的な運転は同じになり、日本で運転に慣れている方なら問題なく運転出来るはずです。
しかし、細かいところが違っていたりするので、その辺りを中心にお話ししたいと思います。
オーストラリアで大きく違うのがラウンドアバウト
ラウンドアバウトとは、交差点の真ん中がサークル状になっており、信号機がない交差点になります。
基本的なルールとしては、時計回りで右側から来る車が優先です。
ラウンドアバウトの詳しいルールに付いては、ネットで検索すればいくらでも出て来るので、基本的な部分だけ触れておきたいと思います。
ラウンドアバウトが1車線の場合は特に難しくはなく、侵入する前に右側から来る車がいないか確認して、自分がどちらに行きたいのかをウインカーを出します。
左折したい場合は、左ウインカーを出して侵入、真っ直ぐに行きたい場合はウインカーを出さずに侵入して出る際に左ウインカーを出す、右折したい場合は右ウインカーを出してグルッと回り出る際に左ウインカーを出す、Uターンも同じく右ウインカーです。
これが基本ですが、多くの車はサークルから出る際の左ウインカーはほとんど出していません。
2車線の場合は、少しややこしくなるのですが、サークル近くに来ると道路に進行可能な方向が記されているので、下の写真の場合で左折したいなら事前に左側車線によっておいて左ウインカーを出しながら侵入という感じになります。
直進する場合はどちらの車線にいても良いという事ですね。右折したい場合は右側車線によっておき、右ウインカーを出して侵入しましょう。左車線にいて右折したくなった場合は、サークル内で車線変更をするのはダメなので一旦直進して、次のラウンドアバウトでUターンしてから再度戻って来るという方法が良いと思います。
間違っても左車線から右折しようとしないで下さい。右側車線にいる車とぶつかり事故になります。
なお、ラウンドアバウト内は基本的に40キロ規制ですので、直進するからと言ってスピードを落とさずに侵入するのはダメです。
ラウンドアバウトに関しては、詳しく説明し過ぎると長くなってしまうので、もっと細かく知りたい場合はネットで検索してみて下さいね。
基本的には、上記のルールが分かっていれば大丈夫だと思います^^;
同じ道路でもスピードはマチマチ
日本と大きく違うのが、この道路は60キロなどと固定されているのではなく、同じ道路でもエリアによって細かく区切られているというところですね。
例えば、こちらの道路では時速100キロとなっていますが
少し走ると80キロと変更になっています。
これは道路工事をしているので、80キロに規制されているのですが、オーストラリアでは道路脇の状況によって大きくスピード規制が変わって来るという事です。安全なエリアはスピードを出して良い、危険なところはスピードを落とすという感じですので、とても効率の良いシステムだと言えるでしょう。
基本的には大きな道路では一般道で60~80キロくらい、モーターウェイと言われる自動車専用道路では100キロ~110キロのことが多いですね。
ただ、狭い道路や学校などが近くにあると40キロ規制などもあり得ます。70キロから突然40キロなどになることもあるので、良く標識を見ておきましょう。
なお、学校などが理由で規制が行われている場合は、時間と曜日の限定があります。
こんなに細かくスピード規制されていて、みんなスピード守ってるのかよ、と思うかも知れませんが、多くのドライバーがスピードは守っています。
日本のように10キロくらいなら何て考えでいると、スピード違反で捕まってしまうので注意しましょう。
オージーのお友達からも警察は厳しいからスピードは守ってね!と言われたので間違いないと思います。でも、実際に走ってみると田舎の方だからか警察を見ることは少ないように感じました。
また、日本で言うオービスも各所にありますので注意しましょう。事前にこの様に分かりやすく表示されているので見逃さないように!まぁ、スピードを常に守っていれば問題ないんですけどね。
信号が赤でも左折はOK。右折だけダメ何てこともある
信号が赤でも左折をして良い交差点は多くあります。以下のような完全に道路が別れている場合は、左折しちゃって大丈夫です。
青信号だけど右矢印が赤の場合は右折だけはダメです。
その他の細かい標識
このようなKEEP LEFTは、恐らく逆走防止であるのだと思いますが、ちょいちょいあるので自分が進行方向を間違っていないか確認するのに使いましょう。
実際に大きな道路だと両側で6車線とか普通にあるので、そんな道路で右折とかする場合は進行方法があっているか確認してから侵入するようにするのが良いですね。
また、道路が2つ平行して走っている場合もあるので、進行方向には注意しましょう。
FORM 1 LANEと書かれているのは、2車線から1車線になりますよという意味ですね。
MERGE RIGHTは、MERGEが直訳すると合併とかって意味なので、道路が1つになるぞ、右に合流するぞって意味になるのだと思います。
高速道路などの出口には、黄色い標識でスピード規制が書かれています。多くの車が一気に速度を落とすのでぶつからないように出ましょう。
No Through Roadと書かれているのは、行き止まりを意味します。
こちらは標識ではないのですが、この様に横断歩道があるところでも停止線はありません。人が立っている場合は手前で止まって横断させてあげましょう。なお、横断歩道は、日本のように分かりやすくはなっていないので、見落としにも注意が必要です。
街中の駐車場は基本的には無料だが時間や制限がある
このようにオーストラリアでは、公共の駐車場が多く用意されています。しかもほとんどの場合は無料です。(場所によっては有料)
黄色い枠や車椅子マークがある場合は、一般車は駐車不可ですので気を付けて下さいね。
2P 9am-5pmなどと書かれている意味は、9時~17時の間であれば2時間まで駐車可能という意味になります。2Pは2per hourの略です。
白い線のところには駐車可能ですが、黄色い線のところに駐車すると罰金を取られますので注意しましょう。
ここも黄色い線なのでダメってことですね。
有料の駐車場の場合は、METERと書かれています。
この標識と同時に、こういったPay hereと書かれた標識もあることもあります。
支払いは、こちらの支払機でしましょう。
有料の駐車場は少ないですが、サーファーズパラダイス周辺など人口が多いエリアでは良く見かけます。
ナビはmaps.meがお勧め
海外で運転をする時に必需品となるのがナビゲーションですね。知らない道をいきなり地図なしで走るというのはかなり無謀なので、事前に準備しておくと良いでしょう。
Google mapでも良いのですが、ナビゲーションを使うとネット消費が激しいので、あまりお勧めしません。限られたネット容量の中で節約するなら、オフライン状態でも作動するナビゲーションが良いですね。
Google mapもオフラインには対応してはいるのですが、事前ダウンロードした地図は30日間しか保存されないなど難点もあるので、イズムはmaps.meを昔から愛用しています。
maps.meも事前に地図をダウンロードしておく必要があるので、日本でインストール後にゴールドコースト周辺の地図もダウンロードしておけば良いでしょう。
イズムの使い方は、海外simを入れていないiPhoneでmaps.meを使うようにしています。というのも、ネットが繋がっている携帯でナビゲーションを使うとmaps.meでもオンライン状態だとネットを消費している可能性があるからです。
使っていない他のiPhone等を車に乗る時はナビゲーション用にしてしまえば良いでしょう。
ただ、maps.meは日本産ではないので、ナビゲーション中にただのカーブを「緩やかなに左折」と言ったり、モーターウェイの入口を「出口を・・・」と言ったり、日本語のニュアンスがおかしい時はありますが、気にしなければ問題なく使えますので、とても良いアプリですよ^^
オーストラリアの交通ルールは、もっと細かくあると思いますが、レンタカーを借りて短期的な旅行などの場合は、これくらい理解していれば問題ないと思います。
基本的には周りに合わせて走ることを心がけていれば特に怖い思いをしないで済むでしょう。
たまには、日本と同じようにあおってきたり、猛スピードで走り抜けて行く車もありますが、気にせず自分の運転に集中していれば大丈夫です。
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