イズムの家は中古で購入したので何かと不便なことが多いのですが、その都度、修復したり修正したり新しく作ったりして何とか不便を便利に変えて来ました。そして、今回はトイレの網戸にどうしても隙間が出来てしまい虫の侵入口となってしまっているので、これを何とかしようと思い立ち、新しく網戸を作ることにしました。隙間テープなどでもいいかな~とも思ったのですが、網戸自体のガタツキが半端ないので根本から見直すことに。
隙間というのがこれ。
普通に数㎜の隙間があるので、ここから虫が入って来てしまうんです。実は過去に隙間テープを貼ったんですが、更にズレて来てる・・・
はめ殺しの網戸を自作する方法は、こちらの動画でも解説させていただいております。
自作網戸を作る時に使う道具と材料
網戸を自作する時に使うものはこちら
小さな虫も通さない網目が小さい26メッシュの網とタッカー。
そして、15㎜×15㎜の木材4本とノコギリ、ハサミ、カッター、定規、スケール、鉛筆
電動ドライバーとドリル。
後は必要に応じて塗料と刷毛もあると長持ちさせることが出来ますね。
網戸を自作した工程
網戸を自作した時の工程を簡単に解説してしまうと、
- 木材カット
- 木材を組み立てて網戸枠を作成
- 網戸枠の塗装
- 網張り
- 設置完成!
こんなに簡単です^^
木材カットと注意点
網戸を取り付けるのはこの窓です。四辺のサイズを測り
木材にカットする線を引いて行きます。
ノコギリでカットするのですが、今回は木材が細いので敢えて金物用のノコギリでちょっとづつ慎重に切って行きました。
枠となる4本の木材を切り終わったら組み立て作業に入ります。
カットをする時の注意点としては、枠を組み立てる時に縦が上から下まで行くようにするので、横に使う木材はサイドの木材の厚み×2の数値を引いた長さにカットするようにしましょう。言葉だと伝わり難いので写真で説明しますね。
この様に左右のサイドに来る木材で横の木材を挟み込む様に組み立てるということです。
これはダメな例です。なぜ、これがダメなのかと言うと、雨が当たった時にこれだと木材と木材の隙間に水が溜まり木材が腐りやすくなりますが、上記の写真の様に木材同士が縦で繋がっていれば水は溜まることなく下に流れて行くので、腐りにくいという違いがあります。ですから、横の木材の長さは両サイドの木材の寸法を引いた長さでカットすると縦に繋げることが出来るということ。
網戸枠の作成
使っている木材が細いので、いきなりネジを打ち込むと割れる可能性が高い為、まずはドリルで下穴を開けます。
後は下穴にネジを入れて行くだけ
これを四隅に行います。
ネジを打ち込む時も慎重に少しづつ、木材に割れが生じないか確認しながら行いましょう。
これで枠が完成しました!
枠の塗装
網戸の枠が完成したら、少しでも長持ちさせる為に枠を塗装して行きます。塗料は家にあった水性ウォルナット。
基本的にはあまり雨には当たらない屋根下の窓に取り付けるので塗装は1回塗りです。耐久性を高めたいのであれば2~3度塗りしましょう。
こんな感じに適当に塗装しました^^;
枠に網張り
網を枠よりも少し大きめに切り枠の上に乗せます。
端っこを1ヶ所タッカーでとめましょう。
こんな感じです。
軽く引っ張りながら1つ目の場所から対角線にタッカーを打ち込みます。
同じ要領で、軽く引っ張りながら打ち込んでは対角線に打ち込むを繰り返し
タッカーの数を増やして行きましょう。
ある程度、打ち込み終わったら
網と枠に隙間が出来ない様にサイドにもタッカーを打ち込んで行きます。
最後に余分にはみ出した網をカッターやハサミで切り取れば
自作網戸の完成です。
自作網戸の設置
後は作った網戸を窓枠に取り付ければ完成になります。
こちらが設置後。網戸は窓枠ギリギリに作ってありますので、はめ込めむだけでズレなくなります。
室内側から見ると、これが設置前
これが設置後。
設置後のアップ。
この自作網戸ははめ殺しになるので、人の出入りがないトイレやお風呂、洗面所など腰上の小さな窓に取り付けることが出来ますよ。今回、自作網戸にかかった費用は、木材が1本百数十円、網が千円程度なので2,000円かかっていませんし、網は余るので他でも使えますね。
作業時間は、ゆったりと作業して1時間ほどでした。
古い家だと網戸や窓にも隙間が出来ていることが多いので、この様に窓をすっぽりと囲んでしまう網戸は虫対策に打ってつけですね。具体的な虫対策に付いては過去の記事でお話しをしていますので、ご参考にして下さい。
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