昨日の事ですが、普段乗っている自転車の後輪タイヤの空気が抜けていたので、空気を入れようと思い空気入れで空気を入れるが、空気入れの先端を抜いた途端に「プシュー」と音を立ててタイヤの空気が一気に抜けてしましました。こんな事は初めてだったので、戸惑いましたが、前輪のタイヤはどうか確認してみたところ異常なし。
こんな状態のタイヤを直した時の備忘録です。
空気が抜ける原因はバルブに付いている虫ゴムだった
こちらが気が付いたら空気が抜けていたタイヤの状態です。サドルに座り少し走らせるだけで、振動が伝わって来てお尻が痛くなります^^;
見た目上は空気を入れるバルブにも異常はなさそう。
何度空気を入れてみても空気入れの先端を外すと同時に「プシュー」と大きな音を立ててタイヤの全ての空気が抜けてしまいます。
そこで空気を入れるバルブがどうなっているのか確認してみました。バルブの中にあるブランジャーという部分を抑えてあるナットを外して
ブランジャーを引っこ抜きます。
ブランジャーを見てみるとあれ?ゴムが付いていない・・・虫ゴムと言われるブランジャーをカバーするゴムが無くなっていました。
正常なブランジャーと虫ゴムはこんな感じのはずです。すっぽりとゴムで覆われていますよね。
虫ゴムとは、このようなゴムのことです。
念の為に前輪も確認してみると、虫ゴムは付いていますが、途中で破けていました。何とか今のところは正常に空気を入れる事が出来ますが、これもダメになるのは時間の問題でしょう。
という事で、自転車のタイヤの空気が抜けてしまうのは、バルブ内にあるブランジャーに付いている虫ゴムの劣化が原因でした。この解決策は2つあります。
虫ゴム交換かブランジャーの交換
この虫ゴム劣化によるタイヤの空気が抜けるという現象を解消するには、2つの選択肢があります。ひとつが単純に今使っているブランジャーの虫ゴムを交換するという方法、もう一つがブランジャー自体を交換してしまうという方法です。
虫ゴムの交換
虫ゴムは、安価で百円台で購入することが出来ます。また、今あるブランジャーを再利用することが出来るので無駄がないですね。
しかし、数年後にはゴムの劣化により、また同じような症状が出る可能性があるというのが難点です。
ブランジャーの交換
ブランジャー(バルブ)の交換と言っても、今までと同じような虫ゴムが付いたタイプではなくて、最近では虫ゴム不要のブランジャー(バルブ)が売っているので、それにグレードアップしてしまいましょうという事です。
ブランジャー(バルブ)ごと交換してしまうので、少々価格は高いですが、今後同じような症状が出る可能性は極めて低いのでお勧めです。
虫ゴム不要のブランジャー(バルブ)の交換
イズムは、今後の事も考えて虫ゴム不要で対応出来るブランジャー(バルブ)を購入して交換することにしました。こちらが購入して来た虫ゴム不要のブランジャー(バルブ)になります。
ちなみに、ブランジャーを抜いた時に既にゴムが無い状態だった場合は、バルブの中にゴムが残っていると思いますので、ピンセットなどで取り除きましょう。
ブランジャーをバルブにセットして
ナットで固定して、空気入れでタイヤに空気を入れれば
完了です!
虫ゴムを交換して修理する場合は、今まで使っていたブランジャーに虫ゴムを被せて、同じようにバルブにセットしてナットで絞めて空気入れでタイヤに空気を入れれば完成です^^
自転車の空気が抜ける原因は主に3つ
今回、自転車のタイヤの空気が抜けた原因はバルブの虫ゴムでしたが、自転車の空気が抜ける原因としては、他に2つほど考えられますので、虫ゴムには問題がなかったという方は、以下のどちらかだと思われます。
バルブの緩み
バルブには先ほど説明したブランジャーと言われる虫ゴムが付いた金属がはめ込まれていますが、それを押さえつけるナットがあります。トップナットと言われているようですが、これが緩んでいることでタイヤの空気が抜けてしまっていることがあるんです。
恐らく、ブランジャーの虫ゴムを確認する時に一度外すので、付け直した時に確りと絞められていれば問題なくタイヤに空気が入り、抜けなくなると思いますので、それで解決するでしょう。
パンク
何か鋭利な物などを踏んでしまった時に起きるのが、パンクですね。軽症の場合は空気を入れるとしばらくの間は問題なく乗ることが出来ますが、時間が経つと空気が抜けてしまうという症状になるはずですので、早めにパンク修理するようにしましょう。
パンク時の修理は、釘など僅かな穴が原因であれば、空気補填式の自転車パンク修理剤などを利用すれば一瞬で修理することが出来ますし、確りと修理したいということでしたら、自転車パンク修理セットなどを使えば良いでしょう。完璧に修理したいのであれば近くの自転車屋さんに持ち込むのが確実ですね。
パンクしたままの状態で放置するとタイヤ自体がダメになってしまう可能性もありますので、パンクを見つけた場合は早めに修理するようにしましょう。
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