まず、読み進める前に、この記事はとてもマニアックな内容です^^;個人的に祭り用としてエアーが入った足袋12枚こはぜの紺色が必要だったのでGoogleで「エアー 足袋 12枚 紺」で検索したのですが、全くヒットせず・・・リアル店舗でも探しましたが一切なかったので、恐らく製造されていないのでしょう。そこで自分でエアーが入った足袋12枚こはぜの紺色を作ってしまおう行動した時のDIY手順です。かなりマニアックな内容ですので、ほとんどの人が興味ないかと^^;ただ、生地を染めるという観点で見ると役立つものだと思います。それではご興味がある方はここから先を読み進めて下さい。
お祭りの時に必要になるのが地下足袋ですが、底がゴム一枚で一日中歩く祭りではかなりの負担が足にかかることになります。そこで役立つのがエアーが入っている地下足袋ですね。しかし、エアーが入っているものは種類が少なく、12枚こはぜとなるとどこを探しても白か黒しかありません。10枚こはぜまでであれば紺色(藍色)もあるんですけど、12枚になると途端になくなってしまうんです。
なぜ12枚こはぜの紺色が必要か?それはイズムの地域のお祭りでは12枚こはぜの紺色(藍色)と指定されているからです。でも、12枚になると一般的な地下足袋はあるけどエアーが入ったものがありません。
そこで、エアー足袋で12枚こはぜの紺色(藍色)を自作することにしました。自作と言っても白色のエアー足袋を購入して、藍色に染めるだけですので、誰でも真似する事が出来ますよ^^ただ、色染めは規定通りに進めないと色落ちの原因になったり、色むらが出たりと仕上がりに大きな差が出るので、ここで解説する通りに進めて下さいね。逆に言うと解説通りに進めれば上手くいくはずです。
エアー足袋12枚こはぜの紺を作るのに必要なもの
エアー地下足袋の12枚こはぜの紺色(藍色)を作るのに必要になるものが、以下のエアーたびフィットの白色とダイロンプレミアムダイのネイビーブルー。このダイロンプレミアムダイを選択した理由は、染める時のお湯温度が40℃と低くて良いので、底にゴムが貼り付けられ足袋でも使えるからです。ほとんどの染料剤は80℃以上などとなっているので、そんなものを使ってしまうと恐らく底のゴムが取れてしまいますね。
その他に、耐油手袋やバケツ大、バケツ小、計量カップ、塩250g、かき回す用の棒が必要です。
後は染料が飛んで色が付いてしまっても良い服装で作業しましょう。
エアーたびフィットの白を紺に染める手順
まずは、バケツ小にダイロンプレミアムダイを入れて
40℃のお湯500mlと
混ぜ合わせてよく混ぜましょう。混ぜるものは何でも良いですが、イズムは庭に落ちていた木の棒を使いました。
次に、塩250gを
バケツ大に入れて
40℃のお湯を6L入れます。先ほどの計量カップなら12杯ですね。これもよく混ぜて塩を溶かし切りましょう。
ダイロンプレミアムダイを溶かしたバケツ小を、塩を溶かしたバケツ大に入れます。これで繊維を染める準備は整いました。バケツ小の底にダイロンプレミアムダイの粉が残っている可能性もあるので、注意して見ましょう。
こちらが染めるエアーたびフィットの白色です。
これを染料の中に浸してゴリゴリと揉みまくります。この揉む作業は色むらを無くすために必須作業ですので、手を抜かずに確りと端から端まで揉みましょう。
この揉む作業の時間は15分!かなり疲れます。ちなみに、この作業中が一番染料が飛び散りやすいのでご注意下さい。
最初は明るいスカイブルーのような色でしたが、色が馴染んで来ると濃紺になって来ます。(乾くと紺になります。)そして、揉み終わったら漬け置きしますが、ずっと置いておくと色むらになってしまうので数分おきに木の棒で混ぜましょう。
漬け置きの時間は45分!長ッ!ちなみに、この45分は必ず守りましょう。これ以上長く漬け置きすると必ず色むらが出て来ますので注意が必要です。
45分後に染料液から出して水洗いします。
最初は水をかけて洗い、何度かバケツに水を溜めて洗えば染料は出てこなくなりますよ。バケツの水が青くならなくなって来たら
陰干ししましょう。服などを染めた時は脱水機にかけて脱水しても良いと思います。
エアーたびフィットの白が紺色(藍色)に変わりました!これで完了です。綺麗に染め上げることが出来ました。
いかがでしたか?時間は1時間半くらいあれば洗いまで完了させる事が出来、晴れている日なら1日で乾きますよ。エアーたびフィット12枚こはぜの紺色(藍色)が欲しいという方は試してみて下さいね!
2018年9月11日追記:もう少し濃い藍色が良いなと思ったので、もう一度同じ工程で追加染めしてみました。写真では分かり難いかも知れませんが、全く同じ工程を繰り返すだけで濃い藍色となりました。
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