ガルーダインドネシア航空で成田からングラライ空港(デンパサール)まで搭乗する機会がありました。
予約をする時点でそこそこ埋まっている状況下で座席をどこにするのが快適に過ごせるか調べたのですが、あまり良い情報がネット上にはなかった為、意外と敬遠されがちな最後尾席に座ってみる事にしました。
ちなみに、良い情報がネット上にはなかったと言うのは、多くの記事が非常口の横や各ブロックの一番前の足元が広い席が良いと書かれていた為です。これらは当たり前の事ですし、席を確保する段階で埋まってしまっていることがほとんど。また、最近ではそういった席は有料(別途費用)となっている事が多いので、安く快適に空の旅をしたい方には不向きですね。
しかもイズムは、ANAのマイレージを使いANAから特典航空券を買いガルーダインドネシア航空の席を確保した為、席指定が出来たのは搭乗日直前という事もあり、あまり席は選べず選択肢はかなり少なかったわけです。
そんな時に空いていたのが最後尾の席でした。
イズムは今までにエアアジアやジェットスター、フィリピン航空の最後尾席に座った経験がありますが、その時の感想は以下の通りです。
エアアジアの最後尾席はリクライニング制限があるバッドシートに指定されていますが、実際に乗ってみたところ制限は限定的で気にするほどではない為、イズムにとってはとても良い席に感じられました。
ジェットスターの最後尾席は、リクライニングの制限も感じられませんでしたし、すぐ横にはキャビンアテンダントの席がありますが、座るのは離着陸時だけですので、ほぼ人がいない空間となる為、とても快適に過ごす事が出来る席だと感じました。
フィリピン航空の最後尾席は、リクライニングの制限が思いっ切りありかなり窮屈な席です。他にも多くのバッドシートがありますので注意が必要でしょう。
と、言うことで今回はガルーダインドネシア航空のB777-300ERの最後尾席である52列C(通路側)に実際に座ってみた感想になります。
往路便で最後尾席の52列Cに座ってみた感想
結論から申し上げるとガルーダインドネシアB777-300ER機の最後尾は快適でした。
どのように快適だったのか解説して行きますね。
2リクライニングに制限はあるのか?
ガルーダインドネシアの最後尾席はリクライニングの制限があるという記事を散見しますが、イズムが搭乗したB777-300ER機は、リクライニングの制限は無いと思います。思いますと言うのは、リクライニングを実際に倒してみたところ一つ前の51列とほぼ同じに感じたのですが、人によっては微妙な差がある何て感じるかも知れないので思いますと言わせていただきます。
写真で確認して行きましょう。
こちらが、52列のリクライニング前の写真です。
そして、こちらがリクライニング後。
次に一つ前の51列のリクライニング前の写真です。
そして、リクライニング後になります。
どうでしょうか?
見た目には差はないですね。実際に両方共に(51列は他の方の席ですが^^;ビジネスクラスと同時に優先搭乗出来たので時間的余裕があった為)座ってみましたが、差は感じられませんでした。
こちらは52列のリクライニング前の後ろの壁との隙間。
リクライニング後の隙間。
ゆったりとしているように感じますね。
なお、周りを見ていると後ろの人に気を使いリクライニングを最後まで倒せずに過ごしている方も相当数いましたので、後ろに人がいないというのは大きなメリットだと思われます。
圧迫感があったり快適性が悪いのか?
次に実際に座ってみて圧迫感や快適性の悪さはあったのかですが、圧迫感よりも開放感の方が強く間違いなく快適だったと思います。
ここも個人の感想なので、思いますにしております^^;
C席の横は通路になっていますが、最後尾は2席3席2席という並びになっており(一つ前の51列より前は3席3席3席という並びです。)、52列は飛行機のお尻部分になるので、少し飛行機自体の幅が小さくなっていく場所ですが、1席少なく0.8席分くらいは通常の通路(51列より前)よりも広くなっている為、横は開放感があります。
ちなみに、51列の席の後ろにあるポケットはそのまま付いているので、52Cの席の人が自由に使えます。ただし、テーブルに関してはロックがかかっており使えないようになっているようです。まぁ、ロックがかかってなくても使う際に出っ張ってしまうので、実質的に使えないでしょう。
また、51列の通路側の席の後ろには使われない空間がある為、斜め前に足を投げ出しても通行人の邪魔にはならず広々と使う事が可能です。
ちなみに、真横の席とは少しずれており、52Cは少し後ろ目になっているので横を見ても横の方が少し後ろを見ない限り目は合いませんし、通常よりも少し離れているので横が気になるという事はないですね。
更に後ろにも人はいない為、リクライニングで気を使う必要もありませんし、右後ろはキャビンアテンダントの荷物置き場や通路となっていますので開放感はありますが、キャビンアテンダントの仕事がひと段落するとキャッキャと話し声が漏れては来ます^_^;
なお、C席は通路側なので開放感ありますが、A席(窓側)になると後ろには気を使わなくても良いですが、その他は囲まれてしまっている為、他の席同様に圧迫感は感じると思いますので、カップルや家族でAC両方を取るなら良いですが、1人の場合はAだけを取るというのはあまりオススメは出来ません。
ちなみに、3人なら当然ながら真ん中の3席が良いですね。
最後尾からトイレの場所
最後尾からトイレまでは、2メートルほどの距離があり、近過ぎて音が聞こえるとか人が待ちで並ぶと言うこともありませんでした。
パッと後ろを振り返れば空いているかどうかも見れますし、良い距離感だと思います。
食事の選択が可能か?
良く飛行機の最後尾は、最後に食事が配られるので洋食和食やビーフ、チキンなど選ぶことが出来ないと言われていますが、ガルーダインドネシアは後ろから配膳して行くようで、1番最初に食事が回って来ます。当然ながら選択は可能ですね。
テーブルやTV画面がずれている
52Cで最も気になったのが、前の席とは少し右にズレて席が設置されている為にテーブルやTV画面などが全て左にズレている事でした。
下の写真は真っ直ぐ座りテーブルを下げた状態のものですが、ズレているのが分かりますか?
テーブルを上げた状態がこちらです。
このように前の席と少しズレがあるので、テーブルを使う時やTV画面を見る時は少し左目に使ったり見たりしなければなりません。深夜便であれば寝るだけですので問題はないと思いますが、慣れるまでは少し疲れるかも知れません。
ガルーダインドネシア航空B777-300ERの最後尾席の52列はおすすめ
ガルーダインドネシア航空B777-300ERの最後尾席の52列Cに実際に座ってみた感想をお伝えして来ましたが、1番前の足元が広い席が既に埋まってしまっていたり、追加料金を払ってまで足元が広い席を取る気がないというのであれば、最後尾はオススメ出来る席だと感じました。
ただ、A席の人がトイレなど出入りする度に立たなくてはいけない(他の席でも同じですが)、飛行機から降りるのが、ほぼ1番最後というデメリットもありますので、良く考えて判断するようにしましょう。
おすすめの席
なお、1人旅の場合で隣の席の人がトイレに行く度に立つのが嫌だという方は、最後尾の真ん中席の通路側を確保してみるのも良いかも知れません。
何故なら、残り2席に座る方は、カップルや夫婦、知り合い同士という可能性の方が高いので、真ん中に座っている人は知り合い側に出てトイレに行くはずですので、あなたは立つ必要性はなくなりますね。
ですので、席の予約時にこの様な(52DFが埋まっている)状態になっている場合は、横の2席は知り合いである可能性が極めて高いので、52Gはお勧めと言えるでしょう。
ただし、 C席よりも真ん中席は少し前になるので、 C席よりは若干開放感はなくなる為、どちらが良いかを比較して決めましょう。
また、25列DかGの席は、通路を挟んだ横には席がない為、横に気を使う必要がないのでお勧めです。
ちなみに、往路便は52Cの席を確保しましたが、復路便はやはり最後尾席の52Hを取りました^^
往路便とは最後尾逆の席になりますが、快適性は当然ながら同じですね。なお、復路便は空いており右隣の席が空席、更に通路を挟んだ左側の席も空席でしたので、かなりゆったりと過ごす事が出来ました^^
最後尾席はキャビンアテンダントの荷物置き場と化していましたので、空席が多い時は最後尾席は尚更おすすめ席と言えるでしょう。
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